いつか消える文章

本当は、ペンとノートを持ち歩くことにあこがれている。

歌詞 -49

底の抜けた ブリキのバケツ ひしゃげた取っ手を振りかざし 目玉飛び出る泥仕合 観客席は 欣欣然 その鉄面皮が燃やされる前に 星に帰ろうよ アラバスター 砂を掃って 宇宙が寄こした恐怖と悲しみを 見えないアンテナで受信する ノイズ交じりの ほころんだ記号…

歌詞 -48

声に出さずとも聞こえてくる 小さすぎて見えなかった者たち 茨の道は埋め立てられ 手の甲で弾いた黄色い光は いつまでも弧を描く 連れ出したのは君ではなく 斜め後ろで不貞腐れている僕 それは無謀と知りながら 七色の鍵盤に指を躍らせる 誰の足跡かもわから…

歌詞 -47

役割分担 露とも知らず 主導権は譲ります 悲しく寂しい 雨音にかき消され 息を吹き返すのは ペトリコール 肩にかかる髪を払っては そよとも風吹かぬ 怒髪天 履歴書に書ききれない軋轢が 茶こしを難なくすり抜ける 誰にとっての追い風 少なくとも私じゃないで…

歌詞 -46

健常者に成り下がり 才能の開花 蛇蝎の如く 誰もが信じる占星術で 与えられた満足 下世話な享楽 部屋の片隅で木馬が嘶く 固唾を飲んで 沈黙を待つ いつまでも溶けないかまくらの中で 面倒だとのた打ち回っても 誰にも売り渡すつもりのない 行き場のない思い …

歌詞 -45

無知蒙昧のご託宣なにからなにまでヘタクソで茫々たる電子の海思い浮かぶ夢もなく 歌う希死念慮 慌てふためき 君の怪気炎が辞世の句あどけない笑顔の誘惑に負けよう三尺三寸 首元にあてて心淋しく 敬いたまえ 奈落の底 冬の月震える脚を励ましながら蔦の絡ま…

歌詞 -44

いてもいなくてもいいのならばいないことを望みますそこまで拘りはないもので 進んでも下がってもいいのならば戻ることを望みます方向がわからないもので 雲の上の好事家小川の蒼鷺軋む水車の戸惑いを聞き流す 返りの風 甘んじて受けましょう別に問題はない…

歌詞 -43

空に張りつくは上弦の月犬走に座り 教義問答口の大きな先覚者頼んでもいない 用心棒 一切合切やり直し奇想の天才 霞むエンパシー作法に則り 年齢を問われ洗濯機が静かに笑う 気息奄々 向こう見ず上品すぎる 浮世の煩い 瞼を閉じても透けて見えるザクロに収ま…

歌詞 -42

生まれてこの方 辻褄合わせあいにくの雨模様 神は当てずっぽう君の流し目が落ち葉をさらいスタンプカードを埋め尽くす 丁寧な勘違い 友好の証朽木の上に横たわり庇から落ちる水晶をなぞる もう会うことはないでしょう使い古したセリフ 二の腕に刻む真実は追…

歌詞 -41

ブライトネス 行く先々で怒る間もなく 月見草 落ち葉の上に漂う霞をラムネの小瓶に捕まえる ビルの谷間 震える両脚遠くで窓の割れる音 数多の光 数珠つなぎの唄 流れる虚報に 目を奪われる 共有できない それでもいいよ見えない朱色は 裾の裏うれし泣きから …

歌詞 -40

逆立ちしながら見えるもの形作る 劣悪な羨望 怨嗟の声にその身を任せ悲しみ和らぐ 甘美な響き どうしようもなく長い坂道をパサパサのパンをかじりながら登る六合目あたりで振り返り開けた空と白い月を見る 耳を覆いながら反芻する遠い昔の合言葉 無謀な声援…

歌詞 -39

俯き加減 気もそぞろ生き延びた先に何がある浦の松風 連なる塵芥砂の中では 丁々発止 川の流れをせき止めて古い銃創 漆で固める気付いた時には 火の輪くぐり 耳元でささやく君の声に恋慕の情は抱かないあまねく広がる 青の元大あくび 蝉しぐれ 木槿の香り 記…

歌詞 -38

春の歌隠れた先には先客がいてほどけない友情を拝みあっている 夏の歌冷酒をあおって膝抱え親指を立てて川下を見る 遠くに聞こえる口笛を 懐かしむのは過去の君打ち出の小槌を握りしめ 天国の先 風の魚に 秋の歌綿毛のひとつを追いかけて血液型のるつぼに滑…

歌詞 -37

旅烏は夢から夢へ利殖の才をひた隠し流れ着いたのは青い山 アブソリュート 侮れないよ音の無いバスルーム目に見えないカラクリを解き明かすとき空っぽのディスペンサー 感じる視線 ブルーモーメント 明かりを消して友待つ雪は いつまでも目を瞑りながら暖簾…

歌詞 -36

冷評の的 嵐のように文字だらけの空 朴念仁流行り廃りに 心が凪いで没交渉 まだら模様 揺れる灯篭 古巣に帰り柳暗花明 望まない夢 引っ搔いた痕 見せつけるように花浅葱の空 昼行灯姿見の後ろで 心行くまで有明月 盃のごとし そこで放免 肩透かし錦衣玉食 風…

歌詞 -35

浅瀬に潜り 賢しげに蝶番のネジを取り外す 電池で動く 両脚は油をさしても 軋むだけ 誠実は作るものだと教えられ鼻持ちならない 玉虫色の答弁 スワンソング 今一度無用の長物 ぶつけあおう揺れるシートに 身をゆだねちらり さらり 月夜の晩 誓った矢先 雲雀…

歌詞 -34

白日の下 先細り鹿威し 笛を吹き爪痕は 画一的底冷えの 夢枕 命からがら ふざけあう晒される媚態 快進撃 芽生える心 先走り遠回り 特進コース縁石に 土筆の穂よく見れば 雨後の筍 湯けむり霞む 鉱石ラジオひしゃげた勲章 相同性 平和をうたう邪な歌 喉から絞…

歌詞 -33

浮かんだ言葉 携えて寝転びながら 辞書を引く微かな吐息 朝霧に紛らせ城下の市場へ 肩紐きつく 伸ばした手は 福寿草君がため 薄化粧 ふとした瞬間 石の上慎ましやかな 銘々膳口下手なタヌキたちが 明け透けにこの世の作法を 狭間に捨てる 自信とプリンは 交…

歌詞 -32

明るみに出た 浅学非才何もないと思っていた向かい合う顔 日に焼けた肌からくり時計を もてあそぶ 落ち葉を踏みしめ 口元を緩める為政者のコンセンサス大輪の花に にらまれて 会いたいのは 貴方じゃない見守りたいのは 不満じゃない僭越ながら くびれに手を…

歌詞 -31

アスファルトの水たまりで 定まる行先ジョウロの先から 天気雨 止まらない車輪 腕は重く乾いた心を すりおろす 曇ったレンズは分け隔てなくすべてお見通しでも 軽めの固辞で 拡がる器穿った見方で 広がる肩幅白銀の竜巻に飲み込まれ豆乳の海へ真っ逆さま ア…

歌詞 -30

持って生まれた能力で晩冬の忘れ物 見つけ出す 朝霧が立ち込める段々畑で底抜けた靴が連れ帰ったのは遠すぎる一体感 桜の花びら 雲の庭哀しみ消える 影の波慕う仕草に 去る日の面影編み込んだ陽を 襷掛けにして 凍てつく腕を温めて雪の下の土筆 すくい上げる…

歌詞 -29

切り傷には絆創膏辛さ控えめ 寓話的贖罪進退窮まり ゴミ箱漁る消しゴムで消した 句読点 生還者の多幸感絶対零度 刻んだ食材裸のままで 怖気づく悪いものを外へ 定常処理 互いに求めあうものは螺旋階段 粟 稗 ドーナツ解けた三つ編みが頬を撫でて満面の笑み …

歌詞 -28

儚い命 歪められているお使いに失敗 ピースサイン湯船に浮かぶ 大所帯 嗜虐心 出色の出来栄え塵も積もれば 常勝無敗強張る二の腕 軽く燻して ささやかな劣等感 叫ぼうにも おいでよ ここへ意味もなく侮れないわだかまり 扇風機で飛ばして最南端に ピンを打つ…

歌詞 -27

風の噂は 枝分かれしたり顔が 急き立てる忍び足で 行方をくらませ大胆不敵 受け身の姿勢 ならず者たちの古戦場埋もれた穴から ニヒルな笑い 寵児の習わし 回し蹴り社会の要請 買い被り温く甘すぎるコーンスープを青磁の皿で 飲み干して 舌先三寸 言うなかれ…

歌詞 -26

災禍は甚大際立つ灯台固すぎる結び目を 目玉焼き 深緑の香り華麗に見切り予定を追いかけ 瞬きもせず 暗がりに溶ける 有象無象ブリキの箱を おもむろに被せ このまま紫陽花を眺めながら狭い路地裏 歩くのもいいだろう出窓に腰掛け 挨拶かわす冷たい夏に 振り…

歌詞 -25

机上の空論 縁結び迂回路探す 運の尽き鍋の具材を 決めかねてクヌギの薪を 燃やし尽くす 振り落とされる 生産性希望的観測 大歓迎取るに足りない 反則技をこうべを垂れて 受け入れて 蔑む日常 半球にプラチナが降り注いでも 先人たちが 口づけかわした枯れた…

歌詞 -24

アルミの箱は 再浮上稲穂が揺れる 5時前の空手慣れた嘘 花言葉 胡桃の殻は 通行料門前払い 指をくわえて逆立つ共感 漆塗り 小さな陽だまりを追いかけて幽霊坂を 転げ落ちていくみぞれ混じり 土混じり 薬缶の底は 薄化粧失った尺度 吐きそうなほどゲーム感覚 …

歌詞 -23

先立つ不孝 目を覚まし上等烈火のごとく 追い立てられる 優れた改善 新装開店顔を洗って 引き継いだ人生 くだけた物言い 踏んづけてとんでもない勘違い もしも 今日を生き延びられたなら明日に戻って 喉を潤そう表彰状で紙飛行機を作り上げて非常階段から投…

歌詞 -22

メッキが剥がれる リアリティ踏んだり蹴ったり 油にまみれまぶたの裏から 透かして見える行列 さながら 尺取虫 終電に嫌われ 安堵の息 いたいけな君 腕まくりしてさだめのヒーロー 焚きつける鳴かず飛ばずでも 武器を捨てて待ち続ける雨 本物に見紛う クオリ…

歌詞 -21

おろしたてのツーピースで 鐘を鳴らすささくれた両手 握りしめて 旅人がくれたきび団子を ポケットに仕舞いありふれた日常 取り戻す 手は届くよ 伸ばさないだけ 山の麓の小さな宿屋 語りかけるのは大人しく気丈な 年頃の女の子吹きこぼれる鉄瓶に急かされて…

歌詞 -20

薬局の斜向かい 忘れられた道祖神朝もやに浮かぶ 歪んだ標識券売機が指し示す誘惑に負けて羊たちがひしめき合う谷底を 遠回り 勝手口 来週もつゆ知らず 大富豪 湧き出たのは温泉ではなく生い茂るのは若葉ではなく広すぎるゴルフ場の ど真ん中ほんの束の間 等…