いつか消える文章

本当は、ペンとノートを持ち歩くことにあこがれている。

2021/11/12 (金) 食べただけ

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寝たくない。でも寝なきゃ。
 

別に、親しくなくても誰とでもそうしているけどね。
 
9時ちょうど。コンクリートの破壊音で目覚める。
先週土曜日の工事は、まだ続いていたらしい。
 
工事の音は午前で止んだ。その代わり風が出てきて、サッシをガタガタ揺らすようになった。
 
12時を過ぎた。しかし、起き抜けからずっと、虚脱状態が続いていて動けない。
昨日の両脚の疲労もそのままで、全身に力が入らない。肩や腰を強く押すと、軽く攣ったような持続的な痛みを伴う。
コーヒーを淹れようとしても腕が上がらず、指先がまごついてペーパーフィルターを折り曲げることすら難しい。
何もできない。いったい何したっていうんだ。
 
遅めの昼食は、ウーバーにしてしまった。頼める身分じゃないけど、何か強制的に食べないといけないと思い、散財。ガーリックチャーハンの咽るほどのニンニク臭が心地よい。
 
今日は一日、このままかもしれない。
 
机にバラバラのスピーカーを置いて、それに向かって座っていても、なんの作業もしたくない。昨日まで散々聴いていた音楽も、頭が拒否している。
こういうときこそ、読書をしよう。
 
結局本は開かないまま、23時になろうとしている。
 
何もしなかった。食べただけ。