いつか消える文章

本当は、ペンとノートを持ち歩くことにあこがれている。

(noteアーカイブ)2020/09/07 (月) 後ろ向きに肯定

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冷房を効かせたうえで布団をかぶって寝ると、翌朝の気だるさがだいぶ軽減されることがわかった。
電気代がもったいないけど、仕方がないかな。

朝から雨。
天気予報は小雨となっているけれど、雨雲レーダーでは西から断続的に「強い雨」から「猛烈な雨」を降らせる雲が流れてきている。現にその通りで、外からしっかりとした雨音が聞こえる。

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極端すぎる。たぶんこの天候では、いくら気温が低くてもサイクリング中に萎えてしまうだろう。これも九州を駆け抜けていった台風の影響なのかな。
雨が降る間は強風も吹き荒れる。これではサイクリングどころではない。仕事は休もう。

コーヒー豆を買ってきた。
コロンビア/ブエノス・アイレス/ゲイシャ。ウォッシュド。ミディアムロースト。
コロンビア産のゲイシャ種が新豆で入荷していたので購入。以前飲んだのはエチオピア産だった。違いを確認したかった。
豆の状態の香りはエチオピア産と同じくほんの僅か。粒の大きさが割と不揃いなのも一緒。品種の特性なのだろうな。
挽くと華やかな香りが広がる。フルーティというよりは、花の蜜のような芳香。いいね。
コーノ名門ドリッパーとコットンフィルターで淹れる。
お味のほうは香りと同様、甘みと酸味が絡みあうキレイ系。紅茶のような柔らかく上品な酸味に、滑らかな甘みが重なる。飲んだ瞬間口の中でパっと開き、後を引かないクリーンなアフターテイスト。苦味がほとんどないからだろうか、コーヒーを飲んでいる気がしない。
以前飲んだエチオピア産と比べると、華やかさはこちらの方が上。口に含んだ瞬間と舌で転がした後で味のメリハリがついている。ある程度コクがあるのはエチオピア産であるように思う。クリーンで喉越しがいいのはどちらも一緒。さすがとしか言いようがない。
ただ、冷めると風味がだいぶ落ちる。温かいうちにいただきたい。
スルスル飲めてしまう危険なコーヒーである。値段が値段なので、そうそう飲めるものではないけど。
あと何回飲めるんだろうな。ゲイシャ。

夕方、激しい雨はとりあえず止んだ。

人に必要とされるには、自分を殺さなければならなかったから。
だから、仕事ができない。
自分を殺さないとお金が貰えなかったから仕方なく勤め人を演じていたけど。
時間を取り戻すため、死んだ自分を取り戻すために、休日にそれまで稼いだお金を使って、また仕事。当時は考えないようにしていたけど、限界が来て自身が壊れて、環境から強制的に離れて解放されたことで実感した。
「再起不能になった」「もう無理だ」と。
みんなが当たり前にやっていることが、自分にはできないのだ。痛感した。
仕事ができないのだから、あとは死ぬだけだ。年老いて身体が動かなくなる前に朽ちる。時間の問題だ。
でも、それでいい気がしている。お金を稼げないんだもの。"当然の帰結"とか"既定路線"というやつだ。
あとはゆっくりと死を待つだけ。
何も残せそうにないけど、残す必要もないし。むしろ、生きていた形跡を残したくない。
なぜか生まれてしまったから、なぜか生きてきたのだ。それらに何の理由も裏付けもない。
幸せとか不幸とか、どうでもいいのだ。世界に帰結できなかった。そこに幸福を求めるのは無理筋だ。
自分を殺さず、己のまま生きて死ぬには、これ以外の道が見当たらない。谷底に流れる川に身体を浮かべて、海まで運ばれるしかない。
後ろ向きに肯定するしかない。

新調したメカニカルキーボード「K8」。今のところ不具合なく使えているけれど、タッチに違和感を感じるようになったのでスイッチの交換を目論見る。

morning-sneeze.hatenablog.comすべてのキースイッチに同じ種類を使用しているはずなのに、キーによって重みが若干異なる。
個体差なのか。それともGateronの安物スイッチだとこんなものなのだろうか。いずれてにしても、リニアタイプの赤軸なので違いが顕著で気になる。
1Uサイズのキーだけでも交換してみよう。