いつか消える文章

本当は、ペンとノートを持ち歩くことにあこがれている。

(noteアーカイブ)2020/01/07 (火) 東京でウーバー開始/許される、許されない

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夜中、なんとなく具合が良くなる。
本当に、夜は調子いいな。昼間のひたすらに鬱々とした心地はいったい何なのだろう。

そんな中、詩ができる。

morning-sneeze.hatenablog.comあっという間にできた。

年末から続いている喉の痛みがだいぶ良くなってきた。ここまで長かったな。

今日から東京エリアでウーバーイーツ配達を始める。
配送アプリをオンラインにするとすぐに注文が入る。さすが東京。昼時はもちろん、それ以外でもほぼ引っ切り無しに注文が来る。需要あるんだな。こちらでアプリを任意にオフラインにしないと延々と注文が入ってきてしまう。
予想はしていたが、人が多い。横浜の比じゃない。大通りはもちろん、細い裏道までどこもかしこも人がいる。同じ都会でもこんなにも違うのかと驚嘆する。都心ってすごい。
幹線道路の歩道の面積は広くとられていることが多い。それでも行き交う人を避けながら自転車を漕ぐのは神経をすり減らす。車にあおられて嫌なのだが、なるべく車道を通る。
おしゃれな店が多い。今まではチェーン店のピックアップがほとんどだった。しかし、今日の注文のうちチェーン店は自分の知る限り、スターバックスが1件、マクドナルドが1件、デニーズが1件のみ。残りの十件くらいは初めて聞いたようなお店ばかりだ。
お店が独特なれば、配達先も独特なものが多いようだ。何の変哲もないマンションで、正面玄関から普通に入ったら、こんなところ初見じゃ絶対わからないだろうというような裏口から入ってくれ、と管理人から怒られたり。注文者に電話で案内された先はだだっ広くて薄暗いモダンなアトリエで、一人パソコンに向かっていたその人が注文者かと思えば注文されたことすら知らないまったくの別人だったり。なんというか、濃いな。
自分以外のウーバー配達員ともよくすれ違った。シェアサイクルと自前の自転車が半々くらいか。バイクはあまり見かけなかった。
シェアサイクルは、今回から東京エリア限定のウーバー配達員用プランで利用している。今までの倍の料金がかかるが、3時間継続利用が可能で、これが思いのほか便利。一般のプランだと30分まで0円で、それ以降は30分毎に延滞料金を徴収するというシステムだが、それを気にしなくていいのが非常に楽なのだ。移動の合間にいちいち自転車のポートを探して乗り継がなくて済む。おかげでだいぶ効率的な配車になった。横浜でもこのプランが欲しかった。
新鮮でなかなか楽しめた。今後も続けていく。

そのときは、確かに「救われた」と思った。
日頃の行いが良かったからだとさえ思った。
自分の中から何かが抜けていくのを感じた。
疲れているはずなのに、ずっと走っていられた。
今日ばかりは酒だ。大盤振る舞いだ。そう思った。
今すぐ誰かに打ち明けよう。そう思った。
でも、しばらく雨風にさらされていたら、別に何も変わってないじゃないかと思い始めた。
事実は何も変わっていない。
自分も何ひとつ変わっていない。
ただ、事務的に処理されただけなのだ。
自分の知らないところで、現実が動いていたというだけのこと。
体は軽くなっても、内面は曇って重苦しいまま。
当然、良かったこともある。でも、そうではない。そこではない。
あの時、あの場所で起こった事実は消えないし、変わらない。
事実がそこにある限り、少なくとも自分の人生には、生涯影響を与えるだろう。
刺青と一緒だ。
あの時ああしなければよかったと、逐一後悔するのだ。
別に喜ばしいことではないのだ。勘違いしている。
マイナスであることに変わりはない。マイナスであり続ける。プラスになることはあり得ない。
悩むことも結局変わっていない。
どう生きていけばいいんだろう。

ウーバー配達で疲れてしまって、他に何もできず日付が変わろうとしている。