いつか消える文章

本当は、ペンとノートを持ち歩くことにあこがれている。

(noteアーカイブ)2020/05/24 (日) 中年男性の憤怒

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今日は新居探しの日。
気が重い。出掛けたくない。

不動産屋で1時間半ほど物件を探してもらうも、ピンとくるものがない。
都心の家賃はやっぱり高いな。
何だかもう、今の住居の更新でよい気がする。

1件だけ内見させてもらう。
お家賃そこそこ、間取りも理想的で良かったけど、隣の部屋で何かに怒鳴り散らす中年男性の声が響いてくる。
怒号から辛うじて聞き取れる言葉から察するに、どうもその男性は自分自身の何らかの行動に対して怒り狂っているようだった。要は独り言。自身を罵っている。
真昼間から大変だな。エネルギーの消費がものすごいだろうに。
当然、パス。

対面で会話を続けたため、ヘロヘロになる。
疲れが顔面に出る。無意識に口角が上がってくるのがわかる。
早くここから逃げたい。独りになりたい。

人と会うだけでバテる体質。
これはもうどうにもならないな。死ぬまでこのままなのだろう。

カルディに寄る。
地元のスーパーにいつまで経っても入荷されないパスタを手に入れるためだ。
ブルネッラが安かったので買う。

帰宅後も引き続きインターネットで物件を探す。
徐々に悲しみが込み上げてくる。
もう逃げ場所がない。やり過ごすしかない。

一日無下にしてしまった気分。

悲しみが消えない。