いつか消える文章

本当は、ペンとノートを持ち歩くことにあこがれている。

2024年3月 身辺雑記

 
 

日記

 

3月1日(金) 地震と自身

朝の6時前。ゴミ出しを済ませて戻ると、部屋のカーテンがかすかに揺れていることに気づく。地震だ。外に出歩いているとわからなかったけど、それなりの時間揺れていたらしい。
昨日から小さな地震がちょこちょこ起こっている。そろそろ来るんかな。デカいの。
 
大きな地震に対する日ごろの備えみたいなものを、あまり意識していない。一時避難先の確認と、非常食になるようなものを常食しているくらいのものだ。
普段とっかえひっかえしているスピーカーたちは、使わないうちは屋根裏の作業スペースの一角に適当に積まれているだけだから、それなりの揺れがそれなりの時間続いたら崩れてしまうだろうことは目に見えている。でも、現状できることといえば、なるべくスピーカーの上にスピーカーを乗せないことくらい。実情は放置に等しい。
高所から落下したスピーカーはそのまま動作するにしても、外観はグズグズになっているだろう。せっかく整備したのに見た目が台無しになるのは気掛かり。だからといって、狭いスペースに住んでいるかぎりどうすることもできない。
 
地震が怖いのは間違いないけど、独り身の自分としては、喫緊の準備ってあまり無いようにも思う。そう思わせるのも結局、地震の発生が自分自身の先の見えない未来のひとつとして組みこまれているからだろう。先が見えないことを考えられない。未来を見据える力がないから緊張感も現実味も湧かない。想像力が無い、ただの愚者たる所以。
ただ、どのくらいの規模でどのくらい先に起こるのか誰もわからないものに対して、普段からかまけてもいられない。祈ったところでどうにもならない。このくらいの心境でないとやっていけないようにも思う。
愚かすぎるか? もう少し自分の身を案じたほうがいいのではないか。でも、今でも十分案じているし、そうまでして案じるべき自分がいるとも思えないからな……。
 

3月6日(水) 花粉/スキマバイト

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