いつか消える文章

本当は、ペンとノートを持ち歩くことにあこがれている。

2023年6月 身辺雑記

 

日記

 

6月1日(木) 耳栓

先月、ついに耳栓を導入した。
耳の穴を完全に塞いで遮音するものではなく、音を減衰させるタイプ。

じつは、この類の耳栓は、勤め人だったころにも試してみたことがあるのだけど、結局ひと月も経たずに止めている。音の低減効果は確かにあるのだけど、聴こえづらくなった音を耳が無意識のうちに一生懸命聞き取ろうとするようになって、快適になるどころか逆に疲れてしまったためだ。それ以来、自分には合わないツールだということで避けていた。
しかし、最近の状況からそうも言っていられなくなってきたのと、製品のレパートリーも以前よりだいぶ増えているようなので、再挑戦する気になった。今回は、睡眠向けの減衰量が比較的大きいものを試してみている。
 
外出するときは基本的にこれを携帯し、人の多い電車の中や施設内で着用するようにしている。耳の穴に挿し入れるいわゆるカナル型であり、初めのうちは音よりも耳の圧迫感のほうが気になっていたけれど、しばらくすると慣れてきた。ファミレスで作業したり読書をするときにはほぼ必須となっている。
このあたりの所感は、そのうち別の記事にまとめることとする。
 
耳のかゆみさえ無ければ、耳栓は常用していたいくらいである。
 

6月3日(土) 事実

雨の台風が過ぎた。上陸はしないものの、昨晩から今日の午前中まで、ただひたすら強雨だった。
午後、買い物に向かうもスーパーは空っぽ。今日は品物が届いていないらしい。運輸業が滞るほどだったんだ。雨。
チルド製品をいくつか買って帰る。
 
眠い。ここ最近、日が暮れるころになると眠くなることが多い。0時前に床に就き早朝に起床するという、理想的な睡眠のリズムが自然とできている。
ただ、その影響だろうか、一日の経過がやたら早い。それこそ嵐のように時間が過ぎ去ってゆく。別にいいのだけど、これにより真に、なにもせず寿命を貪り食っている事実が鮮明になる。
 
一年の半分が目の前だという、この事実もまた、どこまでも信じ難く、同時に生についての意味を問われているようで、つらい。
でも、時が無言で過ぎ去るのと同じく、自分もまたなにも言わず、なにもせずに置き去るのだろう。
 

6月8日(木) パニックか頭痛か

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