いつか消える文章

本当は、ペンとノートを持ち歩くことにあこがれている。

(noteアーカイブ)2020/02/10 (月) 他人のような自分の声/pha×佐藤友哉×滝本竜彦 @下北沢

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4年くらい前の自分の声が収録された音声ファイルが見つかった。
定職に就いて働いていた頃、鬱と診断される少し前の頃のものだ。お医者様のような人と面談しているような内容の会話だけど、相手は誰なのか、どんなシチュエーションなのかさっぱりわからない。ましてや、どうしてそんな音声を残していたのかすらまったく記憶にない。
その頃の自分の声は、まるで別人のようだ。しばらく聴いていても、自分の声であることが信じられないくらいに。でも受け答えの内容は自分しか知らないことなので、確かに自身の発声であることがわかる。不思議な感覚だ。
言葉づかいがはっきりしていて、声のトーンもやや高く、ビジネストークっぽいというか、そつがない対話をしている。これにも驚いた。たぶん、今はこんな喋り方できないぞ。当時は否応なしに毎日誰かと顔を合わせ、何かしら話していたからな。今は人とほとんど話をしなくなったから、対話のレベルが大分下がっていることだろう。
がんばっていたんだな。当時の自分。ちゃんと会話できていたぞ。人間ぽく振舞えていたぞ。

この音声ファイルは残しておいても面白いかとも思ったけれど、消すことにした。あまりいい気分がしないからだ。
今まで存在すら忘れていたし、初めから無かったものとする。

なんか泣けてきた。

 Altanの新譜が出ていたことに今さら気づく。

ALTAN

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  • アーティスト:ALTAN
  • 発売日: 2017/06/16
  • メディア: CD
 
The Gap of Dreams

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  • アーティスト:Altan
  • 発売日: 2018/03/02
  • メディア: CD
 

とりあえず買う。CD買うの久しぶりだ。

note.com

僕にとって「家族」という存在が「近すぎる存在」であり、その距離感が僕にとっては、とにかく「近すぎて」居心地が悪くなってしまうのだ。

ええ。よくわかりますとも。

先週に引き続き、下北沢へ向かう。

pha×佐藤友哉×滝本竜彦「作家の勉強術・執筆術」 覚書

  • 小説の書き方に関して流行り廃りがある、というのはその通りなのだろうけど、それがカッコいいとかダサいと言えるのがすごい
  • 小説とエッセイの境界は曖昧としながらも、「それっぽい」という文章は確かにあるようだ
  • 「自分の事を書き出して固有名詞を変えてやれば小説になる」
  • 「他作から枠組みを拝借する」「一番売れているものを真似する」。これらは結構やってきたことだけど、経験上ダメな場合が多いな。なぜだろう
  • "チエン"という単語がサラッと出てきたけど、"地縁"であっている? それとも"支援"?
  • 書くことを続けられるメソッドを見つける。人生は長い
  • 時代は農業

頭良くなりたい。