いつか消える文章

本当は、ペンとノートを持ち歩くことにあこがれている。

CRYPT CUSTODIAN 所感

記録的な豪雨の台風のなか、気になるゲームを見つけたのでプレイ。
難易度「ふつう」で、進捗率100%まで。ボスラッシュなどは未プレイ。
エンディングを見るまでなら数時間。さらに100%クリアを自力で目指したところ通算9時間くらいかかった。

 

ストーリー

不運な事故で命を落とし、魂となった黒猫「プルート」は、冥界のゴミを清掃する任を受ける。

どうやら別世界に行くことができるアーティファクトが宮殿内にあるらしいと知り、同じように魂となっている者たちに協力を仰ぎ、宮殿に侵入することを目的とする。

プルートの旅する「宮殿の外」と呼ばれる地には、なぜかゴミが散在。また、敵対する幽霊やビーストなどが蔓延る。

それらを拾ったほうきで綺麗にしつつ各地を巡り、方々で出会う先住(?)の魂たちと親睦を深めていくのがメインとなる。

 

適度な難度のメトロイドヴァニア

見下ろし視点のメトロイドヴァニア。広大なマップを徒歩で埋めていく。

必要となるアクションは簡単なものにとどまり、操作がシビアなものは要求されない。

ほぼすべてのステージで「穴に落ちてダメージ」となるような落下判定のある構成となっているものの、足元に足場が明確に存在しない場合を除いて、プルートがわりと足場側に"吸われる"仕様なので、足を踏み外すことを気にせずに悠々と移動できるのも遊びやすくて良い。

また、定番の謎解き要素も難解なものは無い。各ギミックについてゲーム中にヒントらしいヒントはほとんど用意させていないけれど、それで問題ないくらいには直感的な操作でなんとかなるものばかりだ。

プルートを中心にほうきを振り回して通常攻撃、それでゲージが溜まったら必殺技、ボス撃破後に自身の能力のアップなど、探索型アクションの基本がしっかり組みこまれている。

道中ではHPの回復手段は無し。各マップにある井戸のような拠点で何度でも全回復できる仕様。

集めたゴミは、パワーアップアイテムと交換できる。

 

親しみやすくも湿度高め

冥界という性質からか、どのマップも全体的に湿度が高めでしっとりとした雰囲気。BGMも派手に盛り上げたりせず、常時アンビエント調のローファイな曲調となっている。

敵キャラクターを含めて、登場人物は2Dのアニメ調の柔らかい表現となっており、親しみやすい。また、マップ上のオブジェクトも猫を中心とする丸くデフォルメされた動物をモチーフとした可愛らしいもので、暗くおどろおどろしい雰囲気は抑えられている。

いっぽう、蒐集品である写真には、魂となって冥界に居る各キャラクターごとの生前の様子がバックストーリーとして描かれており、せつない気持ちにさせる。
エンディングのプルートの振舞いには、熱涙を禁じ得ない。

 

まとめ

終始ストレスのないゲームだった。日本語訳がおかしかったり、UIにやや不親切な部分が見受けられるものの、スピーディーな戦闘と理不尽さの無い難易度、クリア後の充実感など、アクションゲームとして良好なバランスを保った作品だと思う。

雨の降っているステージが多いのも印象的。プレイ中はリアルでもずっと荒天だったし、このゲームに気が向いたのも偶然ではないのかもしれない。
 
終。