いつか消える文章

本当は、ペンとノートを持ち歩くことにあこがれている。

2021/04/19 (月) 並び/最後の入浴

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やたらと喉が渇く。水ばかり飲んでいる。
 
なんだか疲れた。本を読みたいけれど、寝ることにする。
 
インターネットをちょっと覗くと、スゴイ人ばかり目について、世の中そういう人たちで動いているかのように思えてくる。そうではないと解っていてもやっぱりしんどい。
何かに取り組もうとしてもすでにエキスパートと呼ぶに相応しい方たちがいて、その頭の中の出来が違う人たちには近づこうとしても近づけない。必ず「○○の劣化版」となり、大した成果も出せず、次第に続ける意義が削がれ、降りていく。
同じ人類であることが不思議でならない。同じ方向を向いているのにステージが異なる。
 
「頭が良くなりたい」
この言葉がすでに自分の頭の悪さを端的に表している。
もっと相応しい的確な表現がある気がするんだ。
 
やろうと思えば何でもできるけどやりたいことが無い人間と、できることが極端に限られているなかやらなければならないことも満足にできない人間は、一緒に並んではいけないんだよな。
 
寝よう。今度こそ。
 
今日は以前注文していたテーブルが新居に届く。受け取るために出向かなければならない。
自転車で引っ越し先まで走る。そこそこの距離があるので行きたくないけど仕方がない。
受領後、そのまま組み立てへ。4本の脚を天板裏に嵌め込むだけ。
 
昼食は回転寿司。3皿だけ。腹が減っていなければこれで十分。
 
その後、思い立って温泉に向かう。
今まで定期的に訪れていた温泉施設は、引っ越し先からだと遠すぎるため、来ることもほぼ無くなるだろう。これが浸かり納めになるかもしれない。自然と長風呂になる。
快晴。一年で数日しかない、穏やかな気候。仕切りで区切られた露天風呂の小さなスペースに植えられた木々たちはいつの間にか青々とした葉が茂り、陽を浴びて光っている。それをぼんやり見ながら浸かる。もう見ることのない光景かもしれない。
今日はもう何もしたくないな。
 
名残惜しいけど温泉を後にし、諸々用事を済ませて帰宅。荷造りを開始するか、疲れたから寝るか。
うだうだ迷っていたら、日暮れまで意識が飛んでいた。眠かったらしい。
 
荷造りはどうしようか。どうせ今日も夜のほうが元気なのだろうし、深夜にやろうか。
 
22時。やっと気力が湧いてきた。荷造りに取り掛かるとしよう。