いつか消える文章

本当は、ペンとノートを持ち歩くことにあこがれている。

2023年9月 身辺雑記

 

日記

 

9月4日(月) バフ

一昨日からゲームをして過ごしている。それ以外はほぼなにもしていない。
整備したスピーカーが部屋に溜まり過ぎて、これ以上別のものを入手しても置く場所がないので、あらたに整備することが無くなっている。そのタイミングで、Steamのウィッシュリストに入れているセール中のゲームを購入してプレイしている。
だけど言わずもがな、スピーカーを譲る機会が減っているのは、すなわち収入が激減していることになる。実際呑気にゲームなんてやっている場合ではないのだ。
 
"お金が無くなる"ことの焦燥感で目が覚める。たまにこういった現象に出くわす。普段あまり意識していないけれど、「無一文=死」の恒等式が自身の中で成立していて、それが睡眠により頭がリセットされると、起き抜けにいかにも重要な意味を持っておもてに出てくる。
 
現に、収入は落ちている。「緊急事態宣言」の終了後は、それ以前の半分程度の売り上げになっている。
YouTuberの収入が激減しているという話を、ニュースやSNSで幾度も目にする。自宅に居る時間が減って、連動して動画の視聴時間も減少していることが要因らしい。
規模はまったく違うけれど、それと同じことが自分にも起きているんだろう。元からニッチなジャンルなんだけど、それでも人が家に居ることの影響は大きかったんだな。
 
今までの売り上げは、世の中の大勢が蟄居することによるバフの恩恵によるものだった。なぜか流行り病が無いものとなっている今の状態が、本来の需要なんだ。
 
焦ったところで、どうしようもない。またフードデリバリーを再開するか?
 

9月8日(金) 上空のドーナツ

台風が近づいている影響で、今日は一日雨の予報。しかし、朝の一時強い雨が打ち付けただけで、昼間はまったくといっていいほど降らない。
雨雲の動きを見てみると、どういうわけか自分の住む地域のみ雨雲が無いらしい。ドーナツの穴の位置に居るわけである。台風の目ではなく。
 
記事の原稿を作っていたら、どうやら台風は上陸前に熱帯低気圧に変わる模様とのニュース。そんなこともあるのか。
結局そのあとも雨粒の存在を感じ取れないまま、日付が変わろうとしている。
 
一昨日あたりから回転性の眩暈があり、立ち上がったり物を持って歩いたりするさいには割と気を遣っていたのだけど、低気圧のせいだったのだろうか。気落ちしていること以外の、身体的な体調は問題ないんだよな。
 
一日中冷房の要らない日だった。これほどまで過ごしやすいとは。
 

9月9日(土) なにも言わずに息切れ

自分の場合、ブログの記事を作ることがこれにあたる。
世間にとって箸にも棒にも掛からないどうでもいいことでも、世界に発信することでなんらかの意味を持たせようとしている。時間をかけてそれをすることで、自分の寿命を減価償却している気分になれる。
なんらかの問題を解決したわけでもないし、誰かを助けたわけでもない。誰かと敵対するわけでもなければ、直接迷惑をかけたわけでもない。実質なにも言っていないに等しい。それでもなんとなく人として活動したことにしたい。
ここまで立派な虚栄や虚飾をおっ立てられることも、そうそうできないだろうとは思う。これならばなにもせずに本でも読んでいるほうが、まだマシなんだから。とはいえ、こうして物書きの真似事でもしていないと、本当になにもしないことになってしまう。
あるいはそのほうがいいのかもしれない。逃げるにしても、最近は息切れして続かなくなってきた。
 

9月12日(火) 天使の涙

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