いつか消える文章

本当は、ペンとノートを持ち歩くことにあこがれている。

リトルウィッチノベタ 所感

Steamのアーリーアクセスから2年。ついに正式版が発表されたので早速プレイ。
 
難易度「スタンダード」で収集品である「調査アイテム」をすべて集めたところまで。
高難度の「アドバンス」は、クリアまで時間がかかりそうだったので止めておいた。その代わり、独自の"縛り"として「消費アイテム使用禁止」とし、クリアした。
MODとDLCは一切入れていない。
操作感は以前のとおり。高難度3Dアクションゲーム。

正式版となり、謎の多かった主人公ノベタのストーリーが完結するものなっている。ゲーム後半突入時に大きく展開し、真実が明かされる。
物語本編のボリュームはかなり短く、物足りなさを感じるも、道中いたる所に散らばる「調査アイテム」を拾ったり、クリア後に閲覧できるムービーを観ることでバックグラウンドがわかるようになっている。

調査アイテムには、それぞれトピックが付されている。ただ、ノベタの物語に直接的に関与するものはほぼ無い。個人的にこのあたりは、アーリーアクセス版の最終場面からもっと掘り下げていくものだと思っていたので、ちょっと残念ではある。
 
道中に裏ボス的な存在が居るものの、基本は一本道である。当然ながら、進むにつれて敵の攻撃が熾烈になる。
ゲームを少し進めると、「魔力吸収陣」といういわゆる「パリィ」行動ができるようになる。パリィをすると攻撃の要である魔力が高速回復するだけでなく体力も少し回復する仕様になっているため、使わない手はない。
ただ自分はこの操作が苦手なので、魔法を打っては避け、また打っては下がりを繰り返すことが多かった。しかし、相手が複数だとそれもスタミナ切れを起こし、あっという間に体力を削られる。よって、単独の敵に対してパリィの練習をして、ボタン押下のタイミングを徐々に見極めていくなどした。
なかなかシビアで硬派である。

ただ、調整されたのか、アーリーアクセス版と比較すると、道中で倒れることは幾分減った。敵の攻撃が少し緩くなったのか?
そして、中盤から手に入る魔法「サンダー」が優秀で、この魔法を入手してある程度レベルを上げていくと途端に戦闘が楽になった。今度プレイするときは、この魔法を禁止にするといいかもしれない。それくらい強力。
 
クリア後はセーブを分けることができず、強制的に周回プレイ突入となる。紡がれるストーリーは一周目と全く一緒だけど、同じ台詞回しでも真実を知った後だとまた違った趣があって楽しめる。このゲームの醍醐味でもあると思う。
ただ、ゲームとしては道中取り逃したアイテム回収をすることがメインとなるため作業要素が強い。先述した調査アイテムは、基本的にフロアの隅に置いてある壺やクリスタルなどの破壊できるオブジェクトの中にあることが多く、壊してみるまで存在がわからない。自力で見つけようとするとそれらすべてを叩き割って進まなければならないのは骨が折れる。

現時点では、難易度を引き上げることができない仕組みであることも作業感を増す要因だと思う。そこは仕方がないとしても、DLCは衣装だけではなく、追加マップやイベントなども期待したい。
 
アーリーアクセスで価格を抑えて購入できたため即プレイしたけど、フルプライスだと納得感は薄いかも。ただ、インディーゲームであることを鑑みれば許容できる範ちゅうだとは思う。
 
ともあれ、久々の3Dアクションを楽しめた。ブラッシュアップを期待。