いつか消える文章

本当は、ペンとノートを持ち歩くことにあこがれている。

YAMAHA NS-10MT をメンテナンスする

ヤマハのスピーカー「NS-10MT」を入手したので、整備してみる。

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バスレフ型テンモニ

NS-10MTは、かの大ヒットブックシェルフ型2WAYスピーカー"テンモニ"こと「NS-10M」の改良モデルのひとつであり、ナンバリングを追っていった場合の系譜的には末弟にあたる。

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YAMAHA NS-10MT
他モデルとの大きな違いといえば、それまで密閉型を貫いてきた先代と異なり、バスレフ型となった点。また、エンクロージャーの奥行方向が延伸し、容積が増えた点だ。いずれも、ウィークポイントだった低音域の貧弱さを補完するのに一役買っている。
再生周波数帯が上下共に伸び、ワイドレンジ化も果たしている。

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高音域は、20kHzから30kHzまで上昇
性能面の順当な進化であり、最終モデルとして相応しいものになったという印象。
 

改修前の音

とはいえ、先代のテンモニと比較すると、風貌からしてもはや別種といえそうなほど様変わりしている10MT。個人的にバスレフによる低音が好みでないのもあり、これまでこのモデルだけは食指が動かなかった。
 
たまたまフリマサイトで見つけて購入したものだけど、手元に置いて常用するつもりはなく、ほぼ研究用のつもりで入手した。
 
アンプはいつもの通り、YAMAHAの「RX-S602」。
10MTはバナナプラグが挿さる汎用のスピーカーターミナルを備えているので、こちらもいつも使っている「K-102」というバナナプラグ付きの太めのケーブルでRX-S602と接続。

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背面。ユニットは汎用品で、質素
出音を聴いてみると、たしかに低音域の増補の影響は感じられる。
一応、再生周波数が少し下に伸びているはずなのだけど、聴感上は中低音の量感が増したような印象で、想像していたほど最低音が出てはいないか。
 
NS-10Mの特徴である軽快な中高音は健在。
ただ、中音域は先代と比べると若干スピード感が落ちたか。
いかに軽量コーンが自慢のテンモニといえど、この辺りはバスレフ化の弊害が出ているのかもしれない。それでも十分張りのある音なのだけど。

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ホワイトコーンも、このモデルだけ形状が若干異なる
前に出てパリパリ鳴ってくれるキャラクターは残っているし、低音域が出てくるようになったので、全体のバランスとしては改善されている。
しかし、それは唯一無二感が薄れたとも言い換えられる。この音なら、ほかにも似たようなヤツありそうだな、という感想。
 
「ブックシェルフスピーカーで音楽を聴きたい」というときは選択としてアリだけど、「テンモニの音を聴きたい」となったときには、10MTを引っ張り出してくることはまずないだろうな。
 

分解

テンモニシリーズのほかのモデルは幾度か分解整備しているので、作業工程的に迷うことはない。
よって今回は、仕様面で先代と異なる点をピックアップするような形で見ていく。
 

ツイーター

まずは、ツイーターユニットの位置が中央寄りになった点から。

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のっぺりとした印象のツイーター
先代までは2台一組の販売で、ツイーターの位置が左右で異なり、配置すると左右対称になる格好だった。
10MTは単品販売で、すべて同位置で同じデザイン。これは、音質面の措置というよりは、コストカットの意味合いが大きい気がする。
 
10MXまで付されていた、ドーム周辺のフェルトリングも、10MTには無い。
 
テンモニシリーズの各ユニットの結線は、はんだ付けを基本としている。
しかし、10MTのツイーターのみ、なぜか平型端子が使われている。
 
マグネットを見てみると、マイナス側のポストのすぐ裏に、それとわかるように黒く印が付せられている。
感心も束の間、もう一つのほうは明後日の位置に。なぜ。

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たぶん、別の意味があるのだろう
表面に見える六角穴のネジ4本を外すと、コイル部を簡単に分離できる構造なのは良い。

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接着剤は使われていない
 

バスレフポート

正面から見てツイーターのすぐ左下に、バスレフポートがある。
なんというか、これが絶妙にダサい。

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ユニット間に無理やりねじ込んだような位置にあるポート
出音を聴く限り、もう少し径が広めのものを背面側に設ける形にしてもいいような気がするのだけど、あえて前面に持ってきているのは、本体設置の自由度を上げるためだろうか。
フロントバスレフにするなら、「NS-100」のような最下部に持ってくるか、やっぱりツイーターは左右に寄せたままにして、空いたスペースにバスレフポートと製品ロゴをバランスよく配したデザインにまとめあげてほしかったな。
 

ウーファー

ウーファーのコーンも、先代と若干形状が異なる。
コーン紙は、テーパーの角度が中心に向かって小さくなるように、わずかに反っている。
また、よく見ると表面にドットのエンボス加工が施されている。

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鳥肌みたい
何らかの目的があって再設計した結果なのだろうけど、どんな効果があるのかよくわからない。特に反りのほうは、先代よりスピード感が落ちたように感じる要因のひとつかもしれないことは、想像に難くない。
 
なお、ツイーターも同様、金属フレームの表面は梨地加工のようなザラザラとした触感になっている。
 

スピーカーターミナル

スピーカーターミナルは、現代製品でも頻繁に見かける汎用品が使用されている。

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よくある安価な埋込型ユニット
先代モデルでは、内側にネットワーク回路が組まれた特製の樹脂製ボードの上にポストを固定する形だった。
バナナプラグが挿さるようになったものの、ここもコストカット対象となったようだ。
 

内部ケーブル

10MTの内部配線に使われているケーブルは、それなりのものが使用されている。
 
ネットワークからウーファー間のみ、鮮やかなブルーのシースのALR/Jordan製ケーブルが渡っている。

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ALR/Jordan 2x2.5QMM
このケーブルは、もう少し後代のスピーカーである「NS-M325」にも採用されていた。何やら拘りがあるらしい。
ツイーターとスピーカーターミナル用には、メーカーは判らないけどOFCケーブルが使用されているようだ。

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一応、「OFC」の印字を確認できる
この辺りは、ノーマルなPVCケーブルを使っていた先代より明らかにグレードアップされている。
 

吸音材

このスピーカーの吸音材は、ほとんど存在しない。
底部の5分の3程度の面積に、厚さ8mmのニードルフェルトが敷かれている。

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ニードルフェルト
また、ネットワーク回路があるすぐ隣、バスレフダクトの真後ろの辺りに、ウールシートが少しくっついている程度だ。

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これ、何か効果があるものなのかな……
厚いパーティクルボードと自重で、箱鳴りを生かす方針なのだろうか。
 
それにしても、「NS-1000MM」しかり「NS-M325」しかり、ヤマハの近代スピーカーは中身ががらんどうのものをよく見かけるな。
 

クロスオーバーネットワーク

上記写真のとおり、ネットワーク回路は薄いベニヤ合板の上で作られ、その合板を金色のネジ4点で固定している。ボルトナット留めの先代よりもかなり簡素化されている。
 
小さなネジのいくつかは頭が完全に潰れていて、ロングシャフトのプラスドライバーでは回せず。

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見えない場所だからって、酷いもんだ
適当に引っこ抜くしかない。
 
ネットワークの回路自体は、何の変哲もない-12dB/octのもので、先代と一緒。
ただし、各々のパーツの容量は多少異なっている。

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ネットワーク基板

デバイディングネットワーク回路
シルバーのケースの、やたら大きなコンデンサーは、外観からして「NS-1000M」に使われているヤツと同種のものみたい。とすればMPコンデンサーか。
初代テンモニから続いてきた「2.7μF×2」という構成から、4.7μF単発に変更されている。
 
インダクタンスの印字がないけど、ウーファー直列のコイルは実測で1.39mHくらいなので1.5mHあたり、ツイーター並列は実測0.39mH前後なので0.45mHあたりが設計値だろうか0.4mH強である。
 
パーツの固定はすべて接着剤。一部の接続は、なんとはんだを使わず上から接着剤をまぶすだけだった。

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さすがに驚かなくなった
結線にラグ板すら設けない、省力化が進み過ぎてなんとも手作り感あふれるフィルター回路となっている。
 

エンクロージャ

最後に、エンクロージャーの仕上げについて。
樺のリアルウッド突板仕上げではなくなり、黒い木目調のPVCカッティングシートが貼られている。

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ビニールのツルツルした手触り
たしかに、ビニールにしてしまえば工賃的に安上がりだし、先代の中古流通品でよく見かける、時間経過で黒の塗装が剥げてくるようなこともない。
 
テンモニの象徴というと、一般的にはホワイトコーンが取り上げられるけど、個人的には半つや消しブラック塗装の贅沢なリアルウッド仕上げのエンクロージャーだと思っている。それだけに、この仕様変更が一番残念。
 

整備

今回手に入れた機種は、外観はかなり綺麗な部類。よって、主に内部の改修を施していく。
 

ネットワークの再構築

ネットワーク回路は、設計はオリジナルのまま新規に作り直す。
 
コイルは再利用。コンデンサーは新たに用意する。
ツイーター用にAudiophilerの「MKP」、ウーファー用にPanasonicのPETフィルムとニチコン「DB」のデッドストックをあてがう。

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選定に拘りは無い
3mm厚のMDFを8×10cm角に切り出し、ベニヤ合板の代用とする。

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オリジナルの3分の2程度の大きさ
ただし、パーツの固定は接着剤のほかに結束バンドを併用する。
 
各ユニットへのケーブルは、どちらも「BELDEN STUDIO716EX」に引き換える。
施工性を優先してチョイス。本当は最小径の「STUDIO708EX」にしたかったのだけど、ちょうど売り切れでやむなくワンサイズ上の716EXに変更。
既存のALR/Jordan QMMは再利用するつもりでいたけど、接着剤まみれで扱いづらかったので破棄することに。
スピーカーターミナルからネットワークまでは、OFCスピーカーケーブルとする。
 
シンプルな回路なので、MDF上のパーツレイアウトに迷うこともなく、サラリと組み上げられる。

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新規ネットワーク回路
MDFの裏面には、エンクロージャー内に収める際に凹凸を吸収するためのフェルトシートを貼り付けておく。

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Victor SX-300 で使われていた手法
ここの工程は、今までは100均ショップの手芸用フェルトを何枚か重ねて接着剤でくっつけていたけど、今回導入した両面テープ付きの厚手のものは、単純に必要な寸法で切り出せば、あとは両面テープでくっつけるだけなので、施工時間の大幅短縮になって良い。
 
エンクロージャー内にネジ留めすれば完了。
 

吸音材の追加

もう少しスッキリした音にしたかったので、吸音材を追加してみる。
音響用のウール系吸音材を入手してもいいのだけど、今回は以前ホームセンターで見かけて気になっていたウレタンフォームを使ってみることにする。

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60×60cm。5cm厚
座布団の詰め替え用として売られていたこのウレタンフォームは、ある程度厚みがあるにもかかわらずハサミで簡単に切れるので、扱いやすい。
ここも本当はチップウレタンのほうが良さそうなのだけど、売っていなくて断念。
 
ウレタンフォームの固定方法は、「木工用 多用途」としてみる。

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あまり接着力は強くないだろうけど
エンクロージャー内に適当に塗りたくり、切り出したウレタンフォームを乗せる。

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大量に使うので、比較的安価な木工用接着剤にした
吸音材は、底部にある既存のニードルフェルトはそのまま残置とし、正面向かって右と天面にウレタンフォームを配備。"コ"の字になるように配置してみる。
また、ネットワークの横にあったウールシートは剥がし、バスレフダクトに巻き付けておく。

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ダクトには、200mm長の結束バンドで固定した
 

改修後の音

組み上げ、整備後の音を確認する。

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改修後の姿
全体の印象としては、今まで整備してきた密閉型のテンモニの音に近づいた。低音部が少し締まり、高音部の曇りが晴れる感じ。
自分がバスレフ型スピーカーの音をチューンをしようとすると、どうしても音を締めてバスレフっぽさを失くそうとする。今回も例に漏れず、その傾向が出たのだった。
まだ膨張音が耳に付くことがあるので、吸音材の量をもう少し調整してもいいかもしれない。
 
高音域は、Audiophilerのコンデンサーらしいクセの無い素直な音。
ツイーターにフェルトリングを追加する必要があるかもと思っていたけど、聴いている限り不要みたい。

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エンクロージャーは、つや消しクリアーを吹いた
ただ、このリファインなら、初めから10MTではなく同じ防磁設計で密閉型のNS-10MXにしておけばいいよな、とも思う。少なくとも、所有感はそちらのほうが断然高い。
低音を求めるなら、テンモニ以外の別のスピーカーを峻別していくのが正攻法だろう。
 

まとめ

NS-10MTは、当初の想像通りテンモニと呼ぶには苦しいスピーカーだった。
音の違いもさることながら、内部の造りが見るからに粗雑であることがわかった。
再生周波数帯の拡張以外で進化しているものといえば、内部で使われているケーブルくらいしかない。
 
このスピーカーの発売は1995年。オーディオブームも終焉し、ニーズ自体が変わっていく時代。正確には知らないけど、この頃には製造拠点も国外に移っているだろう。造りがだいぶ簡略化されている事情はここだろうな。

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酸性洗剤で磨いて綺麗になったポスト
10MTの"T"は「Theater」の頭文字らしい。家庭用シアターユースとして売り出したいシステムであることがうかがい知れる。音が出るだけのハコを各ご家庭に娯楽品として食い込ませるためには、過去のブランドの栄光を引っ提げて価格を抑えるよりほかなかったのだろう。
その辺の事情は、以前整備したNS-1000MMでも同じ印象を受けた。発売時期が近い10MTも、例外ではなかった。

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しばらく聴き続けてみる
いかに有名といえど、据え置きのスピーカーひいてはオーディオ機材を楽しむことは、いまや完全マイノリティであり、単なる嗜好品に過ぎないのだなと改めて感じた製品だった。
 

(追記)赤いケーブル

久々に本機を整備する機会があった。中身を見たところ、以前と異なる点を見つけたので追記する。
 
ネットワークからウーファーまで這わされているケーブルが、なにやら真っ赤である。

ウーファーユニットを取り外した図
このケーブルのシースには、「ALR」の文字の印字があるのみ。おそらくメーカーは同じだろうけど、青いシースのケーブルとは別種なのだろうか。

青いものと同じような形状をしている
青いほうも、これより後年登場するヤマハのスピーカーにも採用されているので、製造中止に伴う代替品ということもなさそうだし。よくわからない。
ちなみに、ツイーターに渡っている透明なシースのケーブルは、印字のフォントが異なるものの、以前のものと同じであると推測する。

FOGってなんだろう
パーツとの結線にはんだを使用せず、撚った上に接着剤を流していた本機だけど、今回分解したものは、ちゃんとはんだ付けされていることが確認できる。

はんだごての先でほぐしてみた図
なんとなくのイメージだけど、この年代のスピーカーは、中国での製造が一般的になったばかりだからか、品質がすこぶる良くない製品が多い気がする。今はそんなことないのだろうけど、やっぱり経費削減の名目で安易な国外製造を行う場合には、それなりの品質のものができあがるのだなと思う次第。
 
終。
 

(参考)発売当時の雑誌レビューなど

ここでは、製品発売当時の雑誌のレビューから、音に関する部分を抜粋しています。

ステレオ 1995.11.

聴きまくり! '95国産海外最新コンポーネント試聴レポート スピーカーシステム
金子英男
このシリーズのスピーカーは、前作までもどちらかというと、あるポイントを置いて聴かせようとした感じがあったと思いますが、今回もそれをある程度引き継いでいる感じがあります。わりと積極的な鳴り方をしようというところがありまして、バランスだけ見ますと、ややハイバランスの感じもありますし、非常にめりはりを立てた派手さもあります。ある意味ではさっぱりした鳴り方といえるのかもしれませんが華やかに音像のエッジを立てた感じで、明るく軽快さを出してくるところがあります。ただ、プログラムソースがこのスピーカーの嗜好に合わないと、ちょっとマイナス面を感じるかもしれません。しかし、合えば非常につややかな感じと、華麗な鳴り方で、なかなか受けるんじゃないかなという気がします。
ヤマハのNS-10系のスピーカーというのは、もともとスタジオのサブモニターなどに使っていることが多かったんですが、その性格を大幅に変えてきていると私は思いました。一番変わったのは音のバランスで、従来の10MXの場合は、もう少しハイバランスでした。それが今回は低域の土台の色彩がよりしっかりして、それが低域方向の響きを深くしていると思います。このほうが一般的な音楽の鑑賞ではウェルバランスだというふうに思います。
これはこのサイズのブックシェルフとしては、起伏の非常に大きな表現ができる所が特徴じゃないでしょうか。分解能も非常に高く、例えばピアニッシモのパーカッションなどのキレも繊細に出ています。反面、バイオリンの中高域などが細身になる傾向はありますが、これはこのスピーカーの個性だと思います。私は、このある種のさわやかな個性が大変に好きでして、独特の浮き立つような感じがすばらしいなと思います。殊にピアノのつぶ立ちのよさが印象に残りました。

ステレオサウンド 1996. Winter

ザ・ベストバイコンポーネントランキング630選 スピーカーシステム20万円未満
菅野沖彦
(前略)AV用を意識した音のまとめのせいか、張り出した中音域が少々目立ちすぎると感じられるかもしれない。しかし、これが個性的な演出として成功したと思う。10Mプロのほうがオーソドックスなバランスだとは思うが……。
 
 

(写真資料)

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