お店に向かう前に、ちょっと気が向いたので手前の飯田橋で降りる。数年ぶり。
鬱病になって治療中の頃、よくここで降りて九段下まで南下、そのまま神保町で古本屋をはしごした後、皇居のお堀沿いを伝って東京駅まで歩くのが定番の散歩コースだった。
JRの駅舎が近代的になっていて驚く。
なんとなく四ツ谷の駅前っぽい雰囲気になったかな。
ここに来たのは、久々に「中華そば 青葉」で昼食を摂りたくなったから。
散歩の前の腹ごしらえとしてはもちろん、素朴な風味が好きで毎日通いたいくらいだったのだ。都内のほかの店舗にもいくつか行ってみたけど、飯田橋店が一番美味いと感じ、近所でもないのにわざわざ食べに来ていた。無職になってしばらく経ち、それも遠い昔の記憶となってしまった。
シンプルに「中華そば」を注文。
懐かしさとともにいただく。
ごちそうさまでした。スープまで全部飲み干すのは、新宿の海神とここだけだ。
ここでの食事も、いつまでできるのかわからない。
当時の自分なら、当然のように神保町に出向きウロウロした後、その足でさらに秋葉原まで歩いていただろう。だけど、一週間以上かけてようやく治った先日の足の痛みが再発しては堪ったもんじゃない。素直に下車した駅まで戻る。
その後、東京ラジオデパートへ。
ここには特に用事はなかったけど、なんとなく建物の中を歩いてみたくなった。いくつかコンデンサーを買った。
そこから、今回の目的地である秋月電子通商へ。
インターネットで調べた限り、デジタルアンプ周りで使いたい低ESRのコンデンサーがすぐに手に入るのは秋月くらいだった。ただ、理由はわからないけど通販センターの業務に遅延が生じているらしく、そのまま発注するとちょうど祝日が重なって到着がかなり先になりそうだったので、実店舗で買うことにしたのだ。
無事目的のものを確保。平日昼間なのに店内に意外と人がいるのが印象的だった。
自宅で早速作業したかったけど、夕方には配達業務を始めるため、おあずけ。
体力面から、日中遠出した日はサイクリングしないことにしている。しかし最近のフードデリバリーの低需要具合を鑑みれば、身体への負担が少なく余力を保ちながら走れるだろうと踏んでの出動だ。
結果、目測通りとなり、異状なく終えられた。まあ、収入は激減なのだけど。
雲が多めの空。8年ぶりの満月だという中秋の名月を、なんとかタイミングよく拝むことができた。