いつか消える文章

本当は、ペンとノートを持ち歩くことにあこがれている。

2021/09/19 (日) 真空管プリアンプ

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体調不良は続く。
口の中が荒れてボロボロ。
ビタミンを含むサプリを多めに摂る。
 
椅子に座ったまま5時間近く寝ていた。明け方目が覚めて、すぐに布団の上で寝直す。
だけど、横になってもあまり休めた感じがしないんだよな。むしろ椅子のほうが、しっかり眠れていた気がする。
 
何も食べたくない。朝からチェダーチーズを齧るだけ。
 
以前購入して放置していたアンプを開封する。

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安価なデジタルアンプ。いわゆる「中華アンプ」の類である。最近の機種にはトーンコントロールが付いているみたいだけど、こちらはそれが無いシンプルなモデル。
入力はRCAのみ。オペアンプコンデンサーを交換して音質向上を図ったUSB-DAC「FX-04J+」からの信号を受ける。

morning-sneeze.hatenablog.com

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FX-04J+は机の上にあると邪魔なので、パソコンの背後でぶら下げておくことにした。

最近はアクティブスピーカーばかりかまけていてご無沙汰していた「JBL Control 3 pro」も久しぶりに稼働。スピーカースタンドの上に横置き。

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以前の縦置きの頃と比べて、JBLのロゴも様になっている。
 
音は、最近小型スピーカーやドライな音のスピーカーばかり聴いていたからか、頭に残っていた音のイメージよりだいぶウェットに聴こえた。Controlらしい元気な音なのだけど、こんなに密度が高かったっけ? といった印象。
やっぱり、良いスピーカーだな。
 
今回このシステムを用意したのはほかでもない、真空管ラインアンプを鳴らしてみたかったのである。
同じくFX-AUDIO-の「TUBE-01J」を、FX-04J+とFX-502Jの間に組み込む。

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真空管アンプは、今まで一度も扱ったことがない。独特だという音の質を確認したかった。
 
FX-502Jの上に乗せる。前面パネルの外見はピッタリ合うのだけど、両者は購入時期が別々で、カラーまで気に掛けていられなかったため、統一感のない結果に。

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さて、音のほうは、Control 3 proからの出音に限るけど、たしかに変化はあった。
だけど、変化の仕方としては、デジタルアンプ単体では聴こえづらい音が持ち上がって聴こえるようになった反面、その他の音はコンプレッサーでギリギリ歪まない程度に圧縮されたような、目の詰まった音になった。良く言えば「濃厚」だけど、曲にもともと配されたパースが損なわれてノッペリと平坦になったとも取れる。デジタルパワーアンプがレンジの広さや分離の程度、メリハリのあるHiFi調をそのまま増幅するとすれば、真空管プリアンプはあえて音を団子状にしてからパワーアンプに渡している感じ。「なんでもいいからとにかく音を前に出していこうぜ!」とでも言いたげな性質みたい。
音が絢爛になるのは嫌いではないし、曲によっては一塊になることで逆に説得力が生まれたりもするけど、ソースがもつ定位が崩れたりステレオ感が損なわれるのはやっぱり何か違うと思ってしまう。
幾度もRCAケーブルを繋ぎ変えながら比較して、結局FX-502J単体駆動に落ち着いた。
 
FX-502Jを分解してみる。これも以前FX-04J+でそうだったように、オペアンプがソケット式で交換できるようになっている。
既存は「NE5532」。これを手持ちの「LME49720」に換装したところ、薄曇りだった音からだいぶ晴れてくれた。

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あとは電源周りの電解コンデンサーをオーディオグレード品に替えてみてどうなるか。
 
どのメーカーのどのシリーズのコンデンサーが寸法上収まるのか、確認していたら夕方。
 
配達業務。フードデリバリーは今年春以来の超低需要。
出前館はなんと19時に鳴り止む。19時て。
オファー争奪戦が熾烈になってなかなか受注できないので、しぶしぶウーバーに切り替える。
 
疲れた。
めずらしくお腹が空いている。お弁当半分と、焼きそば。ついでにショート缶のビールを胃に流し込む。
 
疲れること、もうしたくない。