いつか消える文章

本当は、ペンとノートを持ち歩くことにあこがれている。

2021/09/07 (火) 100円の万年筆/Permatexに戻す

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以前100均ショップでたまたま見つけて購入してみた万年筆。
書き味が陸でもないもので、とにかく掠れまくる。堪えきれなくなったので調整してみることにした。

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見た目はしっかりしていて、100円には見えない

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緩みのない嵌合式。やっぱり100円の質感ではないぞ

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首軸からニブとフィードを引っこ抜く

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一応フィードの先までインクは来るようだ

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フィードの断面は真円ではなく、空気口の部分が平ら

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首軸内のセクションも、よく見ると一部が平ら。つまりフィードの入る向きが決まっている

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首軸に挿してもインクは来る

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ニブを挿した状態。表面は問題なさそうでも、

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裏を見ると、フィードとニブの縦芯が合っていない

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ニブ自体は問題なさそう

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一度引き抜いて正しい位置に直して挿してみると、スリットがやたら開く

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当然インクは降りてこない

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ニブとフィードをセクション規定の位置から180度回転させて挿してみる

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無理やり押し込む

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結果は同じ

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よく見ると、セクションの穴が歪んでガタガタ。これが原因か?

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セクションの内側をむりやり削ってみると、多少良くなった

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スリットが狭まったのがわかる

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さらに調整すると、インクも通った。この状態だとそこそこ書ける。しかし、

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書いているうちに、ニブとフィードが徐々にズレていく
ここで諦めた。
おそらくニブとフィードがしっかり接触しきれていなくて、インクが供給されにくいのだろう。調整してもすぐに元に戻ってしまうので、お手上げ。
深夜1時にいったい何をしているんだろう。
100円の万年筆ってどんなものなんだろう、と買ってみたけど、さすがに品質が追いつかないみたい。安物でもちゃんとライティングツールとして使いたいのなら、カジュアルな1,000円とか3,000円あたりのメーカー品を買うべきなんだろうな。
 
寝よう。
 
涼しい。掛け布団一枚では寒いくらい。
 
以前制作したメカニカルキーボードキット「KBD67 Lite R2」用のオプションパーツが、結構前に届いていたのを放置していた。ようやく気が向いたので作業に手を付ける。

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キーボードを分解するついでに、スタビライザーの潤滑をやり直しておく。
スタビライザーの金属ワイヤーの音を「XHT-BDZ」ではどうしても消せなくて、結局以前使っていたPermatexの「PTX22058」に戻したくなったのだ。
XHT-BDZのほうがたしかにサラサラしているので、スタビライザーのシャフト内に漏れ出ても動作自体にはそれほど影響がない点で扱いやすい。ただ、それ故音を打ち消すのは不得意で、キーの打ち始めなどにある金属ワイヤーの「遊び」の動作の際に、どうしてもカチャカチャ音がしてしまう。
粘度の高いPTX22058は、適量を盛り込めば綺麗に消音してくれる。軽量なスプリングを内蔵したキースイッチを使うと、長さのあるスペースキーでは反発時にスタビライザーに負けてしまって動作が鈍くなってしまうけど、そうでなければ基本的に旧来のPTX22058が安定している。

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スタビライザーの潤滑に関しては、今のところこれが最適解だな。
 
あとは、撮影した動画の編集で一日終わるだろう。