トータルでプラスだと思えるなら、生きていられる。
そうでなければ、いなくなったほうがマシだ。ひたすら苦しいだけだもんね。
でもそれって、どの時点で判断すればいいんだろう。
先日届いた「FX-AUDIO- FX-04J+」のオペアンプ交換に関連して、遠い昔に学習した電気回路の知識を掘り起こしていたら、結局3時。早く寝るんじゃなかったのか。
オペアンプもいくつか発注した。
殺傷力の高いレビュー pic.twitter.com/oy7B4IdZnZ
— はるぴち(oil) (@haruyadotnet) 2021年7月9日
場違いな敗者復活戦
暑さで起きてみれば、堂々の30度越え。昨日まで涼しかったのに。
気付いたら15時前。部屋の掃除のほかに、起床してからここまで何をしていたか覚えていない。
先月AliExpressで入手したメカニカルキーボード用キースイッチテスターを弄ってみて、そのまま放置していた。やる気が出てきたので、まとめてみる。
LCET製の9種セット。CherryMX互換。
9つもあるからこりゃいいやと思って買ってみたけど、実はほぼ色違いで占めていて、リニアとタクタイルの実質2種しかない。これ、テスターとしてひとまとめにする必要あるのか?
うち4つは比較的古いもののようで、ネットで調べてみても正式な名称が判らなかった。
リニアスイッチ
- Grace
- Sprout
- 名称不明1(白黒)
- 名称不明2(赤)
タクタイルスイッチ
白桃はてっきり「Pink Sweet Heart Switch」だと思っていたけど、よく見るとハウジングのカラーが異なっていたので別物と判断。Pink Sweet Heartはトップハウジングが少し透けている乳白色なのに対し、こちらは不透明の白。
型落ち品だろうか。
共通
なんでこんなに同じ性能のキースイッチがたくさんあるのかと疑問だったけど、調べていくうちにどうやらカラーバリエーションの豊富さをウリにしているような感じであることがわかった。「好みの色を選んでね」というコンセプトらしい。
ハウジングの形状が共通のようで、この9種でトップとボトムのハウジングの交換ができた。もちろんどのステムもキッチリ収まる。異なる部分はどこかと探したところ、ボトムハウジングの底部から伸びる2本の脚にある細いエンボスの位置が2パターンあるくらいだった。
ステムのセンターポールが収まるボトムハウジングの底部には、小さな穴が開いていた。これは最近のキースイッチでは見かけなくなってきた仕様である気がする。
ステムの脚の部分のみ潤滑剤が塗布されていた。
ただし、この潤滑がかなり雑で、ボトムハウジングの底にグリスの塊が付着しているものがあった。
スプリングにまで付着していて、それらのスイッチは押すと「ニチッニチッ」と不快な音を立てる。たまたまなのかと思っていたら、同じようなものが3つもあったので、このメーカーの品質なのだろう。当然取り除いた。
これ、グリスの量からして、工場ではおそらくステムの脚に塗布しているんじゃなくて、ハウジングに収められている金属接点側に塗っているんじゃないだろうか。いずれにしても雑ではある。
上下のハウジングは結構キッチリ緊結していて、そのおかげかステムのブレはそこそこ抑えられている。東西方向がやや優秀。
リニアスイッチ
リニアスイッチ4つは、いずれも初動42gf、作動50gfのよくあるもの。押し込んだストローク長も4.0mmと、赤軸に近い触覚。
ハウジング内部はほぼ未潤滑なので若干の擦れ感はあるものの、いたって普通のリニア動作。特筆すべきことがない。
タクタイルスイッチ
タクタイル5つはいわゆる「Holy Panda」ライクで、頭に大きなバンプがあるタイプ。初動47gf、作動58gfとなっており、タクタイルとしては軽めの動作。
ストローク長が3.6mmと、少し浅め。リニアスイッチと異なり、ステムのセンターポールの長さが若干長いことが要因である。
白桃のボトムハウジングに、製造過程でできたと思われるシミがあることを発見。やっぱりあまり品質が良くないのかもしれない。
価格が安く、最低限の潤滑化と、ブレの少ないステム。リニアスイッチはノーマルなGateronの上位互換として、タクタイルは安価なホーリーパンダとして有用だとは思う。ただ、ほかにもっと良いキースイッチはあるし、粗も目立つので人には勧めづらい。そんな印象。
カラーバリエーションが豊富でも、結局キーキャップ被せちゃえば見えなくなるので、よほど気に入るものでない限りは選ばれにくいんじゃないかな。そうではなく、構造品質の向上のほうに期待。
そうか。"地蔵"はいなくなったのか。いいことだ。都心にいたころ、いたる所に陣取っていて邪魔くさかったからな。彼ら。
ウーバー、たしかに報酬が徐々に下がっていって稼げなくなってきたけど、配達のしやすさは群を抜いているんだよな。ほかのフードデリバリーサービスを始めてから、システムの洗練さはウーバーが頭三つくらい抜きん出ていることがわかったのだった。
今は出前館の送迎単価が高いからそちらをメインに走っているけれど、ウーバー同様この状態もいつまで続くかわからない。これ以上報酬が増えることはまずないだろう。徐々に下がっていくだけ。
日本人の特質に合わせているのか、出前館のドライバーアプリ操作や送迎ルールは煩雑。最近はそれにウンザリして、デリバリーが高需要となる悪天候の飯時はウーバーのみ受注するようになっている。このほうがスマホと長時間睨めっこせずに済むし、走行ルートと所要時間を逐一算出する必要もないからラクなのだ。ウーバーの送迎単価が上がり、配達一件当たりの金額が固定である出前館との差が縮まるため、体力の続く限り走っていれば総額もそれほど変わらない。
この状態で、今後単価だけ下がっていくのならば、またウーバー配達主軸に戻るだろう。
北西の空の雷を眺めつつ、夕方から配達業務。
遠くの空が光っているけど雷鳴は全く聞こえず、横浜はむしろ晴れている。「東京や埼玉は雨なのかな」くらいの気持ちで走っていたら、最後の配送中に猛烈な雨に降られる。雨装備ではなかったので、帽子を被っている頭以外は瞬時にガッツリ濡れる。
ここまで泳いできたのかと思われるくらい雨水を滴らせながら、マクドナルドの二袋を注文者に手渡し、帰宅。途中、気になってウーバーのドライバーアプリを覗いてみると、東京都だけヒートマップで真っ赤になっていた。こちらはすぐに降り止んだけど、あちらはどうやら今も大雨が降り続いているらしい。
夏だな。