いつか消える文章

本当は、ペンとノートを持ち歩くことにあこがれている。

2021/05/15 (土) 大人しくしていよう

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深夜。シャワーを浴びていると、近所の雑木林から虫の声が聴こえてくる。
外の空気もどことなく夏っぽい。太陽がなくても軽装で過ごせて、湿度も50%とちょうどよい。
このくらいの気候で留まっていてくれないかな。
 
寝よう。
 
昼に配達業務を始めようと駅前まで自転車を転がすと、右目に違和感を覚える。その後すぐに痛み始め、そのまま眼球から広がるように頭痛を伴い、吐き気まで始まった。
治りそうもないので引き返す。眼球自体が硬くなり、ゴミが入ったときのようなゴロゴロとした感覚がある。片目がまともに開けていられない状態なので、とにかくゆっくりと自転車を進ませる。「あとはもう寝ているしかないな」「確か痛み止めがまだ残っていたはず」などと思いながら何とか自宅に到着。
ところが、部屋に入るなり痛みが抜けた。買ってきておいた梅干しおにぎりを食べ終える頃には、異常はさっぱり無くなってしまった。
どうやら、今日は外に出てはダメな日だったらしい。外出する際は何ともなかったから、いつも通り仕事に出掛けた。だけど預かり知らない何らかの理由で、身体は陽の光を浴びることを拒否したかった。痛みは「早く帰れ」というお告げだった。そう考えるしかない。
大人しくしていよう。そうしよう。
 
後は、何をしていたか覚えていない。
昨日の溌剌とした体調が嘘のよう。