いつか消える文章

本当は、ペンとノートを持ち歩くことにあこがれている。

2021/04/22 (木) 暖かかった部屋

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積み上がった段ボール箱をかき分け、ベッド周りを復旧させる。
シャワーは浴びた。寝よう。朝は早いんだ。
 
最近セットすることがなくなっていた目覚ましのアラームで目が覚める。
やたら寒い。室温がいつもより5度くらい低い。だけど、気温は昨日と同じくらいらしい。実はこの室温が普通で、前の部屋が特別暖かかったようだ。最上階で陽がガンガン当たっていたからな。鉄筋コンクリート造から木造になったのもあるかもしれない。
 
午前中に前の住居の粗大ごみの搬出をしなければならない。昨日買ってきたパンを食べて出掛ける。
 
最後まで部屋を占拠しているダイニングテーブルが運び出されるまで、何もない部屋の真ん中に座り読書をする。窓を開けて風を通す。春めいた陽射しが入り込む。やっぱりこの部屋は暖かかったんだな。
 
部屋の写真を撮っておく。
約3年寝泊まりした空間。
繁華街から少し離れていて、周囲は住宅しかない。おまけに坂だらけ。だけどその分静かで、自然も多く、住民の民度も高かった。
もしも自分にもっとお金を稼ぐ能力があったなら、当分ここに住み続けていただろう。住みやすい場所だった。
 

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搬出を見送ったあと、そのまま役所へ行き異動に伴う諸々の手続きをする。
年に数えるほどしかない、温暖で自然と活動的になれる束の間の季節の過ごし方としては、所帯じみて嫌になる。
 
午後は少しだけ荷解きをしたり、ホームセンターに行って必要な資材を入手したりした。
注文していたメカニカルキーボードも到着。ただ、部屋が片付くまで開封はお預けだな。
夕方に配達業務。日中は暖かかったのに、陽が落ちた途端ガクっと冷え込む。軽装で出てきてしまったので震えながらのサイクリングとなった。
 
帰宅。お腹がちっとも減らない。買っておいたパンを食べる。
 
なんだかんだ、前の家が恋しい。
 
TokyoFMの草野マサムネあいみょんの対談を聴くのを忘れていた。配達は早々に引き上げて放送前までに帰宅しようと思っていたのに。
サイクリングに夢中になりすぎるのはよくない。
 
早く寝よう。
走り回った。かなり疲れているはずだ。