いつか消える文章

本当は、ペンとノートを持ち歩くことにあこがれている。

2021/03/17 (水) Cobalt POM Linears スイッチに触れる

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自粛ムードはあくまでも「ムード」。ズルズルと続けていれば、そりゃ次第に飽きる。
 
結果を求めがちなのは、みんな結果しか見ないから。
 
2時。頭痛が引いたのでシャワーを浴びる。昨日昼間のサイクリングと夜の長引いた激痛で汗をかいていたので流しておきたかった。
眩暈は依然続いている。加えて、耳が塞がる感覚もある。どこまでも体調不良。何もできずに寝るのみ。
 
花粉が多いらしい。くしゃみ連発。
 
病院外来の日。つまり、いつもの近況報告会。
先月は不調であまり動けず、仕事もほとんどしていないこと。今月に入り徐々に安定し、少しずつ仕事に復帰していること。ここ最近群発頭痛のような症状があることを話した。
医者側といえば相変わらず飲み薬を服用するかしないかの選択と、有用な薬のどれもが車の運転がNGであることを告げ、引き続き様子見をされる。そしてお開き。いつものパターン。
頭痛については、偏頭痛として処理された。今までに経験した偏頭痛とは少し異なる痛み方だから「群発頭痛っぽい」と表明したんだけどな。それならそれで別にいいのだけど。この結果はなんとなく予想していたので、特に感想もない。引き続き痛みに耐えるしかないのだ。
 
あまり長居してもいいことはない。支払いを済ませて、さっさとここを離れよう。
 
バスも鉄道も平時と変わらない混雑具合。緊急事態宣言って何だったんだろう。
 
「わからないことをそのままにしないで聞いて」くれないのは、聞けない雰囲気だから。
「簡単なことをわざと難しくしている」と感じるのは、簡単なことが人によって異なるから。
いずれもただの傲慢で、対象を卑下しているから出てくる言葉。
もう聞き飽きた愚痴なんだよ。お若いお嬢さん方。
 
その足で秋葉原へ。
昼食は神田たまごけん。少し早めに訪れたので店内はまだ空いている。
チーズ入り卵2倍ハヤシオムライスを食べる。

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なんだかトマトライスの味が薄かったな。今の自分の味覚がおかしいのかもしれないけど。
 
カフェで時間を調整し、今回の主目的である遊舎工房に向かう。

yushakobo.jp

新しいキースイッチに触れてみたかった。あと、小物類諸々を手に入れたかったのだ。

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まず、最近発売された「Cobalt POM Linears」に触れる。
「工場潤滑済みなので手を加えなくてもバターのように滑らか」ということで、スイッチテスターを押下してみる。
ハウジングがしっかりしていて、ステムのブレがほぼ無くヌルリと垂直に指が落ちる。ゆえに、63.5gスプリングにしては軽く感じる。擦れる感じもほぼ無い。謳い文句に偽りなし。動作音はやや高音寄り。
 
リニアスイッチで人気のGateron Ink ブラックと比較してみる。 

Gateron Ink スイッチ v2(10個入り)shop.yushakobo.jp

Gateron Inkのステムは意外とガタつくけどCobaltはほぼ無く、違いが歴然。キーを押下した感覚は、Cobaltのほうがより直線的。ここは特性の違いが出ている。
動作音はGateron Inkのほうが若干静かだけど、やっぱりステムのブレの影響か緩慢な印象。
 
遊舎工房の店内にあるスイッチテスターの中で一番特性が似ていたのは、「OA スイッチ」だった。
工場潤滑の有無にかかわらず、引っ掛かりなく一定にスッと落ちる感覚が似通っていたように感じた。
両者の違いを挙げるとすれば、OAのほうがスプリングが重いためその差がほんの少しだけあること。それと動作音だ。Cobaltのほうが底打ち、戻りともにやや高く軽めの音を奏でる。そのくらいの違いしか感じ取れなかった。
これはもはや好みの問題だ。自分で「Lube」すればまた異なるだろうし。
 
Cobalt POM Linears、結構気に入ってしまった。どうもステムのブレが少ないキーは好みの打感であることが多いんだよな。
 
一方、最近はタクタイルスイッチも気になっていて、そちらもスイッチテスターでいろいろ触れてみた。
だけど、やっぱり違和感があった。タクタイル特有の「ちょっとした引っ掛かり」がある打感が、むしろキー押下の邪魔になっている気がしてならないのだった。微妙な引っ掛かり具合が本来不要な不純物のように感じてしまった。
よって、タクタイルスイッチの購入は却下。「Zealio」とか「Glorious Panda」とか興味があったけれど、買う前に触れてみるのは正解だった。
 
で、スイッチテスターの前で散々迷った挙句何を買ったのかというと、 

Alpaca スイッチ (10個)shop.yushakobo.jp

「Alpaca」スイッチである。
去年遊舎工房に訪れた際に新製品として発売されていて、好印象だったのを覚えていた。

morning-sneeze.hatenablog.com

その後しばらくしたら売り切れてそのままなかなか再入荷されず、もう国内では手に入らないだろうと諦めていたところ、本日店頭で在庫があるのを確認。たまたま最近再入荷したのだそう。タイミングが良かった。ご縁があったと思って購入。
 
購入の理由は、やっぱり「音」だ。Alpacaの独特の打鍵音が決め手となった。
キー押下時のヌルっとした感覚は前述のCobaltやOAが優勢。だけど、Alpacaの打感も決して悪くなく、むしろ比較的良いほう。それでいてやや低めで深く大人しい打音にかなり惹かれてしまい、ほかのキースイッチではなかなか見受けられない特徴であることも後押しし、軍配が上がった。
せっかく新しいカスタムキーボードを手に入れたところだ。もちろん毎日使用する。実用面でそれほど差がなければ、好みの音が出るキースイッチを選びたい。
というわけで、去年は手を出さなかったAlpacaスイッチをようやく手に入れたのであった。
 
そのほか、工具やら消耗品やらもまとめて購入。
 
帰りの電車に乗る前にヨドバシAkibaにも寄る。

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机の上に投げっ放しになっているカスタムキーボード関連の細々としたパーツ類を整理したくて、ちょうどいい感じの収納ケースがないか探したかったのだ。自作キーボード用の道具箱などというニッチすぎる製品は無いから、ほかのケースで代用するつもり。
しかし、文房具コーナーとカメラコーナーを歩き回るも、なかなかしっくりくるものが見つからない。
今回は保留とし、その場を後にする。何かいいアイディアはないものか。
 
夕方に帰宅。荷物を置いて早々に配達業務。
なんとも慌ただしいスケジュールだ。だけど、ぶり返すだろうと踏んでいた頭痛が比較的軽いまま留まってくれていたので、ここぞとばかりサイクリングに乗り出した格好。
仕事を終えたら今日手に入れたキースイッチのカスタムに着手したいけれど、それまで気力は持ってくれるだろうか。
 
自宅に帰還。
陽が落ちると意外と冷えてきたのもあって、疲れた。
夕飯を食べたら、もう何もしたくなくなった。頭がボーっとしている。ダメだ。作業は明日にしよう。
一日に3つ以上のイベントをこなすのは無理のようだ。心身ともに消耗が激しい。ましてや外出を伴うとなると尚更のこと。
最近は頭痛で寝不足気味なのを思い出した。今日はシャワーを浴びて、もう寝てしまおう。