3月、もう半分か。
本を少し読んで寝る。
少し寒い朝。暖房を入れる。
何かに興奮して眠りが浅かった。横になっていた時間の半分くらいは覚醒状態だった。
たぶん、というかほぼ間違いなく、昨日人と会話する場面が多すぎたせいだろう。
発声することはそれだけで意思表示だ。それが自分以外の誰かとの会話となれば、都度正しい選択をしないといけないがためにヘンに頭を使う。良好なレスポンスを求められる。
眠っている間にその日の出来事を脳が整理しようとしても処理しきれず混乱しているのだろう。リアルな人間とリアルな会話をすると、いつもしばらくこの状態になる。
こんなんで数年前までよく勤め人をやっていたよな、とつくづく思う。あるいは、当時は脳が麻痺していたのかもしれない。
頭痛は今のところない。でも、後頭部に違和感はあるからまたそのうち再発するのだろう。そうと解っていながら、仕事をしなければならない。
昼に配達業務。今日も風が強く、身を屈めながら自転車を漕ぐ。
雨で濡れるよりも、向かい風に煽られながらのサイクリングのほうが精神的に疲弊する。「自分はなんでこんなことをしているのだろう」「強風のなか、なんでペダルを漕がなきゃならないんだ」という気持ちになってくる。
昼過ぎ。急に悲しみが降りてくる。
昼間の仕事はそろそろ終わりにしようと思っていたところだったので、そのままヨチヨチと帰路へ。遅めの昼食を外で済ませ、帰宅。
夕方、頭部の違和感が大きくなる。なんとなく頭痛がぶり返しそうな感覚。
夜も仕事をするつもりなので、酷くならないうちに仮眠をとってみる。
18時過ぎ起床。予想した通り、頭痛が始まっていた。眠ってもダメらしい。
仕事はおろか、身の回りのことに何も手を付けられない。またこのまま数時間痛みに耐えなければならないのか。
水を少しずつ定期的に摂取する。
痛みを紛らわそうとウロウロしたいのをぐっと堪える。いつものように、コメカミをグリグリするくらいしかできない。
2時間ほど苦しんだところでようやくピークが過ぎ、痛みが少しずつ和らいできた。
でも歩くと確実に再発するから、じっとしているしかない。目の前が霞んでチカチカする現象もまだ残っている。頭痛の発生中は鼻も詰まるので、常に口呼吸になり息苦しい。
白湯を飲む。
22時を過ぎてもまだ痛みが引かない。
ただ、視界がはっきりしてきて、痛み自体はだいぶ治まってくれたようなので、やっと諸々の作業ができるようにはなった。鼻詰まりもほぼ解消。
コーヒーを淹れる。
エルサルバドル/シベリア。ウォッシュド。ハイロースト。
以前も飲んだことのあるシベリア農園のパカマラ種。美味しかったので再度購入。
豆の香りはそれほど芳醇という感じでもないけれど、淹れてみるとカカオのような芳香が広がる。
味のほうは滑らかで飲みやすいバランス系。主張しない優しい酸味と、シルキーで後を引かない甘み。浅煎りなこともあって苦味はあまり感じず、ミルクチョコレートを飲んでいるかのよう。いいね。
これで体調が良ければもっと美味しく味わえたのだろうに。もったいないな。
トイレに向かうだけでも頭痛が再発する。