いつか消える文章

本当は、ペンとノートを持ち歩くことにあこがれている。

(noteアーカイブ)2020/11/23 (月) お腹が空いても食べたくない

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朝一で詩ができる。

morning-sneeze.hatenablog.com強い表現を使いすぎたかもしれない。ちょっとくどいな。

件のウイルスによって、今までの人間の生活で本来やらなくてよかったことが浮き彫りにされてきて、いいな。

昼。腹は減っているけど何も食べたくない。
とりあえず近場のスーパーに出向く。今くらいの時間なら、おつとめ品が出ているだろう。それを狙っていく。
しかし、14時くらいに到着したのに、値引き品は皆無。おかしい。祝日だからか? 通常価格が割高に見えて仕方がない。どうしようか。
店内をフラフラ歩く。何も食べたくないのに食べるべきものを探すこの時間が、もどかしくて苦痛だ。
しばらく居ても値引きされる気配はない。ならば、駅前で適当に外食とするか。
駅前まで歩く。それでも、やっぱりなにも胃に入れたくないままだ。どの飲食店にも入りたくない。
そうだ。ジャンクフードを食い漁る日にしよう。またはま寿司に行って、フライドポテトを注文しまくろう
おもむろに歩き出す。お店まで割と距離がある。本来ならバスで移動する道のりだけど、ちょうどバス停から発車してしまったので、歩く。
しかし、半分くらいまで差し掛かったところで急に行きたくなくなった。
馬鹿らしくなったのだ。なんでわざわざ遠出してそんなものを食べなくてはならないのだ。
バスで引き返す。本当に、何をやっているのだろう。この時間は何なのだろう。
もと居たスーパーに戻ってくる。まだ値引きされていない。
このまま昼食は抜いてもいいか。でも、そうするといよいよ時間と体力が無駄になってしまう。
チャーハンが食べたい。そうだ。そういえば先日ツイッターでたまたまチャーハンの画像が流れてきて、久しぶりに食べたくなったのを思い出した。
チャーハンくらいなら、今日この時、自分が食べたかったものにすることができる。「久々に食べたくなった」というもっともらしい理由を付けられる。フライドポテトよりよっぽどいい。
駅前に日高屋がある。そこでいいか。
ガラ空きの店内でチャーハン単品を注文。無心で食べる。たいして美味くはない。米で腹が重くなった以外、特段の感動はない。15時過ぎ。
家にあるもので済ませればよかった。でも、それらも食べたくなかったから外出したのだった。
馬鹿みたいだ。というか馬鹿そのものだ。
自分の欲するまま行動したいけど、欲するものがないので何もできない。
馬鹿だ。だったら、何もしなければよかったのだ。せいぜい自販機でジュースでも買って、お茶を濁しておけばよかったのだ。
ようやくスーパーの弁当が半値になった。確保して帰宅。

なんだかもう、今日は何もしたくない。

80歳になってもウーバー配達ができるとは到底思えない。
早く死にたい。