いつか消える文章

本当は、ペンとノートを持ち歩くことにあこがれている。

(noteアーカイブ)2020/11/11 (水) ハロ・バンディ? ハロ・ハディ?

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薄ぼんやりとした中途覚醒があったものの、8時間以上ベッドに横になっていた。
それでもまだ疲れている。脚が重い。

文学フリマ東京事務局から郵便物が届いていた。
何かと思ったら、当日出店案内だった。
どうやら出店者として申請していたらしい。いつ応募したのかまったく記憶にない。
余程のことがない限り、人の往来が激しいこの類のイベントに参加する予定はない。
流行り風邪をもらいたくないから。もらったら最後、仕事ができなくなって収入がなくなる。
ただでさえリスクの高い業務なのに。

相変わらず、フワフワしている。内容の問題じゃないんだろうな。

ブラックジョークでも何でもない。
なにが異常で病気なのかは、社会が決めている。
社会にとっての異常なのだから、それを治そうとする。
「治す」とはどういうことなのか。
社会によって病気になったのに。

数日前からウーバー配達用のバッグを自転車のリヤかごに入れて走っている。
身体への負担軽減は実感できるけど、なぜか脚が痛い。
上半身の重荷が無くなりフリーになった分、それまで抑えられていた下半身への負担が増大しているのか。
慣れの問題か。

チューブ用の空気入れが届く。

自転車のタイヤの空気入れなんて、いったい何年ぶりにするのだろう。
早速使ってみる。ハンドルを一番上まで持ち上げた後、底まで押し込む。
すると、スカスカで全然空気が入らない。底から3割程度のところでようやく圧がかかり、空気を入れている手応えをほんの少しだけ感じる。
おもちゃみたいな代物だった。こんなものだっけ? 使えないことはないからいいけど。

コーヒーを淹れる。
エチオピア/イルガチェフェ/ハロ・バンディ。シティロースト。在来種。ウォッシュド。
聞いたことがない名のコーヒー豆だ。
どうやら、イルガチェフェ近郊に位置するバンコゴティティという地域のハロ・バンディという集落から採れた豆らしい。イルガチェフェで集落指定の豆なんて珍しい気がする。
この豆を買ったテラコーヒーでは、以前は「ハロ・ハディ」として販売していたものらしい。どういうことだろうか。ハロ・ハディにはハロ・バンディの豆も含まれていたということだろうか。
豆の状態では強く香ばしい芳香。ビターなチョコレートに似ている。挽くと、少しスパイシーな感じになる。色味はほんの少し紫がかっている。
しかし、淹れてみると様子が変わる。味のベースはほんのりベリー系で、レモンの香りと苦味、ピーチの甘酸っぱさが複雑に絡む。さらに、後味にはジャスミンティーのような華やかさまで備える。豆の状態とは打って変わって、紅茶にも似たフルーティーな風味だった。ほかにはなかなかないお味。
嫌味がいっさいなく、爽やかでキレがあり、ゴクゴク飲める。冷めてもまた美味しい。
コクはあまりないので、ブレンドして飲みごたえを高めてもよいかもしれない。でも、これはシングルオリジンでひたすら爽快感を楽しみたい。
低温のお湯でサラリと淹れるのがよい。高温だと苦味が強く出る。それはそれで美味しいけど。
かなり好み。とんでもない豆と出会った。新豆のうちにまとめ買いしてもいいな。
ナチュラル精製でも飲んでみたい。

teracoffee.jp