いつか消える文章

本当は、ペンとノートを持ち歩くことにあこがれている。

(noteアーカイブ)2020/09/22 (火) ピザ

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いつの間にか日付が変わっている。
イライラが治まらない。シャワーを浴びる。

深夜、なんとなくカルピスが飲みたくなって、めったに利用しない近所の自販機まで出歩くことにする。
外は無風で、ヒンヤリしている。シャワーを浴びた後なこともあって清々しい。
だいたいの民家は消灯していて、自分以外に人の姿はない。
夜は、本当に静かで良い。この静寂と目に入る情報量の少なさが、今の自分が欲しているものなのだな。
不相応に明るい自販機に並んでいたのはカルピスではなく、カルピスソーダだった。勘違いしていた。炭酸は不要なんだけどな。
チカチカ光る鉄箱の前でしばらく突っ立って迷った後、電子マネーをかざす。
星がひとつも見えない空を見上げながら帰る。
コイツを飲んだら、早めに寝よう。
カルピスソーダって、こんなに薄かったっけ。

今日も朝からグッタリしている。
スマホアプリの睡眠ログを見ると、深い眠りをほとんどしていないらしい。疲れすぎて上手く眠れていないようだ。
だからといって、どうすることもできない。食べたり寝たりしても体調が戻らないのだから、あとできるのは仕事をしないことくらいだ。

正体不明の悲しみは、ウーバー配達のサイクリング中も消えることはない。
たぶん、昼寝してもそのまま居座るだろう。

生きている限り、この悲哀と付き合い続けなければならない。
生まれ出てこれでは、不幸でしかない。

夜。ピザを食べる。
ウーバーイーツのプロモーションを使ってみた。

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ピザなんていつ以来だろうか。記憶にない。
はっきりとしたわかりやすい味。いつも冷めた状態の食物しか口にしないので新鮮だ。
たまにはいいか。しばらくはいらないけど。

雨が降りだした。