いつか消える文章

本当は、ペンとノートを持ち歩くことにあこがれている。

(noteアーカイブ)2020/07/20 (月) 徒然

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死が「悲しい」んだって。
他人の死も、コンテンツの一つとして生きている側に組み込まれ、消費されていくのだな。
死は「残念」なんだって。
別に残念ではないな。残念がる必要もないし。せめて肯定してほしい。

セミが鳴きだした。なんだか夏っぽいな。

「生きていてほしかったのに死んじゃったから残念。悲しい」のかね。
生きてきた先の"死"でしょ。欲したところで、そもそも何もありはしない。
「死んでしまってはダメだ」って。
いったい何様のつもりだよ。なんでダメだと断言できるのよ。

寒い。だけどエアコンを止めると暑い。

生きる側の意見しかない。生きる前提の意見しかない。
当然だ。死者は物申さないしな。
死を肯定できるのは、死んだ人だけなのかもしれない。だから、生きることを是とする世界では受け入れられないのかもしれない。

先延ばしになっていた帰省の日が今日だ。
早めに帰ってこよう。

死のうとして死ぬとき、人は世捨て人になるのかもしれない。自身がコンテンツの一つとなって大衆に嚙み砕かれようとも、自己が揺れ動くことはない。たぶんそんな感じ。
現状、それでいいのだと思う。誰が教えてくれるわけでもないしな。
周りの人は、今までその人の生に興味がなかったように、そのままそっとしてあげていればいいのだ。「まさか死んでしまうとは!」なんて、白々しい。

実家からの帰り道。途中駅で降りて、大型の本屋に寄りテキストを買う。
今日は疲れたので、以降は寝て過ごすかもしれない。