いつか消える文章

本当は、ペンとノートを持ち歩くことにあこがれている。

(noteアーカイブ)2020/07/19 (日) 配達に使える自転車がない

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人種の違い。

雲の少ない空は久々に見た気がする。

疲れが残っているけどウーバー配達開始。
近場のレンタルサイクルのポートにある電動自転車が全滅状態。
そもそも自転車自体がない。あったとしても、大抵がバッテリー切れで動かない。まともな自転車を探すのに時間を取られる。
ポートを4件"はしご"する。すると、バッテリー残量80%のくせに走行可能残キロ数30kmしかないオンボロの自転車が見つかった。これ以上吟味しても良い状態の機体の確保は見込み薄と判断。彼を今日のお供に決める。ただし、走行の途中でバッテリー切れになる前に別の機体を探し出して乗り継がなければならない。
問題はここからだ。どこに行っても動く自転車が存在しない。
ドコモのシェアサイクルは、専用アプリでポートに停まっている空き自転車の台数が判るようになっている。でも配達先の近場のポートで乗り換えようと探すも、ことごとく「0台」。
結局、途中で受注を止めて、動かせる自転車があるであろう停車台数の多いポートに向かう羽目になった。遠出した甲斐あって、なんとか乗り継げる自転車を確保できた。ただ、この自転車についてもギヤの変速がスムーズにできず、ペダルを漕ぐと一定間隔でガツガツ音を立てる芸当を見せてくれる。大半が整備不良の自転車が眠るなか、「不良一歩手前」みたいな、要は一番マシだった機体だ。もう大幅な時間のロスなので、仕方がない。コイツを使おう。こういう日もある。

では、いなくなった分の自転車はどこにいったのかといえば、郊外の住宅地のど真ん中にある公園や、東京湾臨海部に建つマンションやビルの傍らにウジャウジャいたりする。
今日は、品川駅東部にある公園そばのポートに「65台」あるのを確認している。一ポートに。それも「バッテリーに余力があり通信可能な」電動自転車が65台。たぶん、それだけ集中していれば通信すらできない「完全に死んでいる」自転車もあるだろうから、現地はそれ以上の台数のはずだ。壮観だろうな。
東京都心部の自転車は、サービスを提供している区であれば区を跨いでどのポートにでも返却可能であるので、可能性としてこういった偏りが起こり得るのはわかる。ただ、どうして起こるのかわからない。
駅から近くて利便性の高いポートは、当然利用率が高いのですぐに捌けるのは理解できる。でも何かイベントでもない限り、大半のレンタルサイクル利用者の目的地が一極集中するとは考えづらい。また、大勢が住まう高層マンションや大型のオフィスビルに勤める通勤者の方々で、移動に自転車を選択する人が多いとも思えない。無料で使えるわけではないからな。
不可解だ。でも事実、起こっている。

「地域一帯揃いも揃って自転車がない」。たまにこういう極端な現象がある。
これは、ウーバーイーツの配達業務にレンタルサイクルを利用する際のリスクの一つだ。移動手段がないのでは、手も足も出ない。致命的ともいえるリスクを受け入れなければならないのだ。
さて、どうしたものか。
自前の自転車が欲しいのだけど、それをするにはまず、都心部に住まいを確保しなければならない。遠隔地から電車で輪行するのは現実的ではない。
費用面が気掛かりだ。自宅からポートまでの交通費と毎月支払っているレンタルサイクル利用料が不要になる反面、自前の自転車の確保とそのメンテナンス費用、さらに家賃が「東京価格」に引き上がる。できなくはないけれどそれはそれでハードルが高いというか、踏ん切りがつかないのよな。
自転車本体は業務としてほぼ毎日使用するので、ある程度の品質のものを手に入れる必要がある。そうなれば10万円は下らないだろう。価格的に消耗品の範疇にはならないけど、仕方がない。
問題は保守費用がどの程度なのか。ロードバイクや電動自転車にかかるメンテナンス費は、どれくらいの頻度でどんな工程が必要なのか実際に乗りこなしてみないとわからない。それなりに酷使しているはずだ。安全面を考慮して、一定の頻度で専門業者による総点検を委託したい。そのほか、自転車に詳しくない自分でもできるような日常の軽微な保守にかかる費用も工面するとなると、レンタルサイクルに毎月定額支払っていたほうがいろいろと楽なのではないか、という気がしている。前述のリスクはあるけど。

また、自転車にある程度乗っていると、やはり使い心地や安全面で手を加えたい箇所が所々出てくる。ただ、当然ながらレンタルサイクルでできることは非常に限られる。そこは自分好みにカスタマイズできる自前の自転車の強みなんだよな。
悩ましい。

疲れた。午後は何をしていたか覚えていない。Twitterを覗いていたんじゃないかな。