いつか消える文章

本当は、ペンとノートを持ち歩くことにあこがれている。

(noteアーカイブ)2020/06/05 (金) そんなお金ないよ

f:id:morning-sneeze:20201219100352j:plain

ゲームがしたい。

ずっと続ける気かな。こんなこと。
余裕が無くて追い詰められる。

ウーバー配達をする。
随分と暑い日。携帯している水分がすぐに無くなる。
都心で始めたつもりがロングドロップの連続で、ピーク時間帯には神奈川県境付近を彷徨うこととなった。
郊外でもそれなりに注文が来るけど単価が安いので、走り回る割には稼げていない。
こういう日もある。

疲れた。
堪らず昼寝をする。

住民税の税額決定通知書が届く。
何だこの金額は。どこから捻出すればいいんだ。

何か食べなければと、おもむろに外に出る。
菫色の明るい夜空。雲で霞む月。
駅前のスーパーまで歩くも、食品を何も買う気にならず、ここでも彷徨い歩く。悩んだ挙句近所の松屋でカレーを食べることにした。
松屋のカレーも、値段が上がってから注文することがほとんどなくなった。
それでも、どうしても元気が湧かないときは無理にでもカレーを食べる。これも、お金の力で成せること。

金が、どんどん減っていく。
存在しているだけでお金がかかる。
自分が生きづらくて避けたい社会に、吸収されていくお金。社会の仕組みに上手く乗れないから、支払った金額分のリターンがあるとは到底思えないお金。
そしてそれを捻り出すためには、自分の身体と時間を削り落とさなければならない。

悲しくなる。
何もする気にならない。あれだけやりたかったゲームですら。

コーヒーが美味しくない。
淹れた一杯すら飲みきれない。

心が退化した気がする。

死にたい