しっかりとした雨。
気温も低い。引き籠るか。
「ソーシャルディスタンス」
"他者との距離を保つ"。"社会的距離"。
普段の自分の行動様式に、カッコいい呼び名が付いていた。いつの間に。
映画の題名のような。必殺技の技名のような。
そしてこの動き、世界規模なんですって。いつの間に。
あれだけ近づこうとしてきたくせに。距離を取るのは悪だと言わんばかりに。
するのは別にいいのだけど、なんかモヤっとする。例のウイルスが怖いから仕方なくそうする大半の人と、自分のように元からそうだった人。両者で"社会的距離"の受けとめ方が異なる。だからかな。
今の騒動が収まっても、ずっと続いてくれていいのだけどな。この動き。
そうでないと今度は流行が去った後、「いつまでディスってんの?」とか言われるのが目に見えているもんね。
コロナウィルスの話題が増えてきた3月以降、老人ホームでは日常茶飯事だった、複数の入居者さんが上気道炎症状で発熱を生じる機会が激減した。あれなんかも結局、面会に来た元気なご家族が、何かのウィルスを断続的に持ち込んでいたのが、面会制限をかけて伝播が断ち切られた状態を見ているんだろう。
— medtoolz (@medtoolz) 2020年4月10日
さっき父と電話してお互いの状況を話したのだが、地元では感染者の氏名も住所も職業も出身校もほぼ特定されてみんな知っているし親御さんは本人と同居してるわけでもないのに近所に菓子折り持参して謝って回っているが感染を恐れて拒否されているという地獄のような話を聞いた。絶対帰らん。
— Azrail (@S_the_Azrail) 2020年4月12日
こういう類の話、そこかしこでありそう。
怖いのはウイルスではなく、人間のほうです。
詩ができる。
風も出てきた。春の嵐かな。
コーヒー豆を買う。
ペルー/ホセ・オラヤ組合。中煎り。
ペルーのコーヒーって、ほとんど飲んだことないな。マチュピチュ遺跡を望むことができる高地の農園で、天然の有機肥料を使って育てられたオーガニックコーヒーらしい。
袋を開けると、意外にもフローラルな香りが広がる。そこまで華やかではないけど、焙煎による香ばしさもあって、美味しそうな芳香だ。挽くとより濃厚になる。
お味は、やや甘め。苦味と酸味は程よく、少し渋みもある。比較的軽めで、後を引かずさっと飲める感じだ。酸味はフルーツっぽいけど、鼻を抜ける感じは花の蜜のようでもある。
なかなか美味しい。お値段も手ごろだし、いいな。
最近、料理中に悲しくなる頻度が高い。
自分がここに居てはいけない感覚になる。
自炊止めてみるか?
日付が変わる頃、風が収まった。
やりたいことがあるけど、今日は早く寝ておこう。